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イチゴロー’s Memorandum

日々の出来事、雑感や思いついたことの記録です

いろんな物の売り切れが続出

2020-03-02 22:24:03 | 日記
最近は新型肺炎に関連してマスクを始めとしてトイレットペーパー、ティッシュペーパーの日用品、米、冷凍食品などの食品にまで買いだめが及んでいます。
マスクを別にすればどの商品も製造も在庫も潤沢にあります。買いだめをする必要は全くありません。
発端となったのは「マスクの製造にトイレットペーパーの原料が使われるので、トイレットペーパーが不足する」と言うネット上の誤った情報です。
調べればすぐにわかることなのですが、マスクとトイレットペーパーの原料は全く異なります。
最近のマスクは不織布できています。紙ではありません。以下にマスクとトイレットペーパーの原料を書きます。データはWikipediaから転載しています。
不織布
  • アラミド繊維 - 強度や耐久性を要求される用途
  • ガラス繊維 - 引っ張り強度を要求される用途
  • セルロース繊維 - 風合いを要求される用途
  • ナイロン繊維 – 強度と耐熱性を要求される用途
  • ビニロン繊維 – 耐水性、耐候性を要求される用途
  • ポリエステル繊維 – 風合いや耐久性を要求される用途
  • ポリエチレン繊維 – タイベックなど。工業資材など耐久性を要求される用途
  • ポリプロピレン繊維 – 衣料用や工業資材などで特に耐久性を要求される用途
  • ポリオレフィン繊維 – メディカル用途。軽さを求められる衣類用途
  • レーヨン繊維 – 吸水性が求められる用途
トイレットペーパー
木材パルプ
 N材パルプ:針葉樹が原料
 L材パルプ:広葉樹が原料
・非木材パルプ
 その名の通り、木材以外の植物で作られたパルプ

見ての通り、マスクとトイレットペーパーは全く違う原料です。マスクの増産によってトイレットペーパーやティッシュペーパーが不足すると言うのは有り得ないのです。
米についても同じことが言えます。米が不足したことが今までに一度だけあります。記憶にある方もいらっしゃると思いますが、1992年の大凶作による米不足です。
このときは備蓄米が少なく、海外から輸入せざるを得ませんでした。この時のことを教訓として2年程度の米凶作でも米の供給ができるようになっています。
最大のECサイトであるAmazonから米が消えたら、それこそ大騒ぎになるでしょう。今時点で一部の商品の品切れがありますが、次回入荷日が明記されています。
今回の発端は不明ですが、買い急ぐ必要はありませんし、食品には消費期限があります。米も冷凍食品も期限がきて食べずに捨ててしまったら、食品ロスです。それも大量にです。

今度の騒ぎはマスクの増産に端を発しています。それも何の根拠もない偽の情報で…
東日本大震災の時に千葉の製油所で火災が発生した際に「高濃度の酸性雨が降る」と言う情報が流れました。これも何の根拠のない情報でした。実際に酸性雨は降りませんでした。
また、福島第一原発で核爆発が起きたと言うのもあります。実際には水素爆発によって生じたキノコ雲を見て、核爆発だと思ったのでしょうね。
キノコ雲は何も核爆発だけで発生するのではないのです。急激な熱量によって大量の熱が発生するとキノコ雲が生じます。「キノコ雲=核爆発」ではないのです。

私がお願いしたいのは『不要な買いだめはしない』です。
今日のネットニュースで、40年以上も前のオイルショックで買いだめしたトイレットペーパーが今も残っていると言うのがありました。
他の人がたくさん買っているを見て自分もと思うのは理解できます。でも「その買い物は必要か?」と考えてください。

今日の投稿はこれだけになります。今日の買い物でスーパーにもドラッグストア、コンビニからトイレットペーパーやティッシュペーパーが消えているのを見て驚きました。本当に必要としている人が困らないようにするためにも必要な物を必要なだけ買うを実践してください。



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