昨日お参りした我が家の先祖の墓。・・・
その横に大きな松の木が生えている。・・・おとんに生前に聞いた話によれば、私からすると曾爺さんが幼松を植えたとかどうとか、おとんが聞いたらしい。・・・本当の事は定かではない。何しろおとんが聞いたのは、歳の差が離れたお姉さん(私からすると、伯母さん)から聞いたと言うのだ。・・・すると今から100年くらい前の話。・・・
私が小さい頃から、この先祖の墓に行くと周りには数本の大きな松の木が生えていて、元々この辺に自生している物だと思っていたが、おとんからの話で、この我が家のお墓の横の松だけは、家の先祖が植えたものらしいと言う新説となった。・・・(事実は分からない)・・・
ここ数年は、松枯れが蔓延して、一本また一本と撤去されてきた。・・・
昨日も、家の松(?)の隣にあった松が木株だけになっていた。・・・年輪を読むと大体80年~90年という処である。・・・
結局、家の松(?)だけが残った形になっている。・・・
木と言う奴は、環境が良ければ100年どころか1000年でも1万年でも成長し続けるようで、そう思うと人間の寿命なんてたかが知れてる。・・・
人間なんて、どんなに環境が良くてもせいぜい100年が限界。・・・松は、成長が遅いらしい。一年でも数センチしか大きくならない。それだけ長生き出来るように元々なっているようです。根っこも普通の木に比べると強いし、特別な菌も作り出す。・・・赤松に有名な松茸なんてのがそれだと聞く。・・・松の木の周りには、雑草は生えにくい。その根っこからの菌が雑草を生えさせないようにしているらしい。・・・という事は、この日本の土地にはなくてはならないものなのかもしれない。・・・浜辺には、よく松林があるのもその一つの考えから言うと、そこそこの津波なら防いでくれると言う事もあり得る。・・・
我らが「りんくうタウン」も松原と言う地名があるぐらいで、松林が集まっていたらしい。・・・開発で一旦はなくなったが、植林して小さい松があちこちに植えてある。・・・昔はこの辺も津波の被害が多かったのだろう。・・・来たるべき東南海地震に備えて、少しでも防いでもらえれば被害は少なくて済むかもしれない。・・・
しかし、今植えても成長するまでには数十年掛かる。・・・直径2mぐらいの大木の松が何本も生えていれば、背丈は50m以上になるし、そうなれば今回の大震災レベルでも対処できたかもしれない。・・・ちなみに被災地の「奇跡の一本松」は、直径80㎝、高さ30mらしい。樹齢は260年以上。・・・
それだけ成長させないと、地球の自然の猛威には勝てないという事です。・・・
当時の人間の思いだけでは、本当の防災が出来ないという事です。・・・大震災の時も、数百年前の大津波を受けて、当時の人間たちは「防災」と言う観点から、高台以上でしか住居を造ってはいけないと決めて、実際にそこで長年暮らして来た子孫がいる事も事実ですし、今回の鬼津波にも被害なしだったと聞きました。・・・
でも、数百年すれば、そんな事を知る人間もいなくなり、単に便利だからと言うだけで開発が進み、人々は将来の事より目先の幸せを追うようになる。・・・まさか、自分のひ孫や玄孫の代で悲惨な災害に遭うなんて考えてもいなかった事だろうと思います。・・・
今私が始めている事業でも、子供たちからよく言われることは、「社会が分からないし、苦手ぇ~」と言うのがある。・・・
試験対策としての勉強も大事だし、時間が限られている中での勉強は、出来るだけ効率的に確実に覚える事を教えますが、でも、本当はかつての先人たちの考えや行動を知る事は、今後の将来に関してとても重要だという事です。・・・「過去を知る事が、未来を予見する最短の方法である。」・・・(byいちゆう。その他多数あり)・・・それを教わっているのだという事を、子供たちに伝えきれていないから「苦手」になるのです。・・・ただそれだけではなく、女子は生理的に目先の事に対する対応能力が優れていると言うのがあるので、そんな数百年先の事なんてことより今が重要なんです。・・・だから、制服の可愛さで志望校が決まったりします。・・・ある意味それも正解で間違いではないが、生理上、仕方ないという処もあるにはあるのだが・・・
何時しか、今回の大震災も数百年したら風化して、また新たに開発が進み、海の近くに住居が集まって行くのかもしれません。・・・例え今防災の事を十分考えて対応できる街を造っても、いつかそんな事も忘れて、便利に早く儲かる商売の為に目先に踊らされる日本人が、海岸沿いを開発するのでしょう。・・・さらに数千年後。何も知らない私たちの子孫がとんでもない被害に遭うのです。・・・
そろそろ、止めましょう。・・・だめな連鎖を・・・
いまだに、原爆は悲惨であると日本人が経験したけれど、世界では「抑止力」という暴力に頼って、保有しようとしている国があるのも事実です。・・・たかだか終戦から70年程なのに・・・戦争の悲惨さを教えることも出来なくなって来ている。・・・暴力からは、何も成長しない。・・・人間は成長や進化するものです。・・・危険なものは出来るだけ排除して、住みやすい環境を造って来たように思えるが、違う一面では人種や宗教上の観点から戦争が起こっている。・・・妬みや恨みが先行し、暴力が先に立っている。・・・
こんな時に、一番先に苦しむのがいつでも子供たちや女性なのだ。・・・世界の将来を握っているのは、確実に子供たちや女性だと思いますが、どうでしょうか?・・・男だけでは、人類は滅亡します。・・・考えれば分かりますよね。女性は、子孫を産み育てられる。男は、世界に数人だけでも十分人口は増やせる可能性がある。しかし、女性が少ないか、いなければ、確実に衰退し自滅します。それが自然なんです。・・・生物的に、男は女性が進化して出来上がっているという事を知って下さい。(詳しくは、医学書か手塚治虫著ブラックジャックより)・・・
ところで今日は何の話をしているのか訳が分からなくなって来ました。・・・
まとめると・・・男には、将来の夢や希望を貫くために、子供たちや子孫たちの安全をどこまで先まで予測できるかが、とても重要である。といいたいのです。・・・
我が家の松(?)も、なんらかの当時の意図があったのだろう。・・・そう信じます。・・・
多少松枯れの部分もあるが、天に向かって空高く、見上げれば、その時々で強風に晒され、そのたびに幹の向きを変えて、でも確実に大きく成長し、枝を伸ばして来ている。・・・
何時しか、私が世の中からいなくなって数年経つと、邪魔だからとか、枯れて来たからとかで伐採されるんだろうな~。・・・
「この木を切ろうとすると、災いが起こるようにしておこうかなぁ~」・・・訳の分からない事を思う今日この頃です。・・・「だって、そうでもしないととんでもない災害が起こる事を、後世の人が気付かないだろうし…」・・・
果たして、どうなるか~。・・・子孫に、期待します。・・・
同じ苦しみを繰り返さないために・・・
「悲劇は、繰り返される。」(シェークスピア…だったっけ?)・・・近年では、「北斗の拳」でも・・・
実際は繰り返すモノなのかもしれません。・・・
でも、生物はどんどん進化して、最近の殺虫剤にも負けないゴキブリもいるのに~・・・鳥インフルエンザもそうですし・・・人間は、進化してないのかなぁ~・・・
正月2日の戯言でした。・・・
明日に、期待!・・・将来の子供に期待!・・・
「おとうさん~!おとしだまないのぉ~?」・・・
えっ?お前、22才だろう?・・・
ええ加減にしろぉ~~~!・・・
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