東北関東大震災・・・母と子

　世の中には、男と女がいる。・・・

男は、先を予測して、いまするべき事を考える。・・・

予測できなければ、何も出来ない。・・・ただ流れに任せる。（かもしれない）・・・

女は、先のことより、今起こっている、目の前の現実をみて判断し、行動する。・・・

先の事は、分からない。でも、今のこの瞬間を生きなければ、先はない、と人間的感覚を持って行動しようとする。・・・

この違いは、女性は子供を産んで育てないといけないから・・・

そして、守らないといけないから。・・・

子供たちの最後の砦は、お母さん。・・・

なりふり、かまわず必要なものを探す。・・・

子供たちの為に、駆けずり回る。・・・

・・・・・・・

東北関東方面で、被災地を優先して物資を運ぶ。・・・

被災地で、物資が足りない。・・・

「いいよ、いいよ。私のとこは大丈夫。まだ、一週間分あるからね。」（茨城県のお母さん）・・・

一週間がたち、いざ自分の家の分が底をついて来た。・・・

どこを、探しても、売り切れ。・・・

「どうしょう？赤ちゃんのミルクがない」・・・こまった！東京へ行ったらあるかも・・・

ガソリン無い。・・・

あちこち探す・・・知り合いに聞く・・・けど、どこも無い・・・当然、物資はここへは来ない。・・・

自分は我慢できても、赤ちゃんまで我慢させてたまるか～！・・・

大阪の知人に電話した。・・・

宅配や郵送は、未だ規制中。・・・普通に送っても届かない。・・・

一瞬で、ネットワークが出来た。・・・お母さんのネットワーク。・・・

大阪から東京の知人に宅配便で送り、東京の知人が茨城まで車で運ぶ。・・・

・・・繋がった。・・・

被災地やその周辺では、予測不可能な事が起こりつつある。・・・