かつて、日本に原子爆弾が落とされた。・・・
たくさんの方々が被災して、被爆した。・・・
体中がどろどろになって、焼けただれ、・・・
死んでいく。・・・
生き残った人たちは、不自由ながらも、必死で普通の生活をしようと、がんばった。・・・
生きるために、なにもなくなってしまった広島や長崎から、抜け出した。・・・
九州からも、逃げ出した。・・・
黒い雨が、怖かったから。・・・
他県でやり直そう!・・・そう思っていた。・・・
しかし・・・・・
本当の現状を知らない、他の県の人たちは、・・・
「寄るな!放射能が、うつる!」・・・と、口々に言いいだした。・・・
何処も、誰も、・・・
雇ってくれない。・・・
学校も行けない。・・・
野菜も、魚も、・・・お菓子さえも・・・売ってくれない。・・・
お風呂屋さんも・・・
散髪屋さんも・・・
怖い顔して、拒まれた。・・・
・・・・・・・と、昔、おとんに教えて貰った。おとんは、被爆者ではないが被爆した人に話を聞いたらしい。・・・
「同じ、日本人が、ピカドンにやられたんや、放射能かなんか知らんけどぉ~助けちゃらなあかん。同じ日本人やろが~自分の親や子供が、やられたら、見捨てんのか~」・・・
「差別したらあかん!同じ日本人やから、しんどい事は、分かち合わなあかん。一番つらいのんは、本人たちや~」・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
子供の頃、学校でいじめられたことがあった。・・・必ずと言っていいほど、いじめるときのセリフは、「来るな!ばい菌!きったなぁ~」・・・だった。・・・不衛生でもなく、きれいなのに、言われる。いじめの典型的なセリフの一つ。・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
これらの同じ、偏見や差別は、いったい何時になったら、なくなるんだろう。・・・
今回、東日本大震災で、まさかの差別が発生するとは、考えてもなかった。しかも、行政が行ったと聞く。・・・
海外では、風評被害が広まりつつある。以前も書いたように、放射線の非被曝の証明書が添付していないと受け取らない。・・・しかし、これは海の向こうの話。仕方ないと言える。・・・
なぜ、同じ日本人がそんなことをするのか?考えているのか?・・・正直、情けない。・・・
今後の日本の復興は、とんでもなく遅くなる。・・・なぜなら・・・本来の日本人のこころ。・・・助け合いのこころが希薄になっているからだ。・・・海外の人たちに、良い行いの見本とも言われて、褒められたが、とんでもない。・・・みんなでやらないと、日本の復興はない。・・・
どうか、お願いします。・・・
しょうもない差別や偏見は、被災している我らの仲間を、今以上に苦しめるだけではなく、今までの支援も、救援も、命がけの作業も、寝ないでやった捜索も、・・・
全てが、無駄になる。・・・
もう一度、みんなで、助け合って、踏ん張って、復興しませんか?・・・
放射線は、みんながあびている。・・・・・・
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