昨日、テレビで久しぶりにジブリ作品の「もののけ姫」を観た。・・・
かつては、山に神や魔物や妖精がいたが、最近は見かけない。・・・元々、おとぎ話であったり、言い伝えだったり、実際に現存はしていない。けど、本当はいたのかもしれない。・・・
それだけ神秘的だったし、山の中で何が起こっているのか計り知れないところもある。・・・
当時は、そんな神の住む山を恐れ、敬い、尊び、大切にしていたが、今は、反対に疎ましく捉えている。・・・海もそうだった。・・・
以前にも話したが、自然にはかなわない。・・・自然と共存する方法を考えて、生活をシフトしないと今後の生活は決して安全・安心ではないだろうと思う。・・・
もののけ姫・サンは、自然と一体になって、山や森を守っている。・・・生き物たちと会話し、いろんな情報を得ている。・・・もし、我々にそれが出来たら?・・・
100%の確率で、今回の大震災を予想できたであろうし、前もって危険な場所に住居を建てなかった。・・・犠牲者もいなかっただろうし、被害も最小限に抑えられていただろう。・・・
「アニメの架空の話ではないか!非現実的な話をしても、後の祭りだ!」・・・お怒りの方もいるでしょう。実際に被害に遭われた方に申し訳なく思います。・・・言いたいのは、本当に今回の震災が避ける事の出来なかった、予想をはるかに超えた、想定外の災害だったのか?という事なのです。・・・国や政府の科学的な予想もだめ、過去の災害の経験も生かせず、今尚復興に時間がかかっている。・・・我々は、何を、どこを信じて、将来の為に生活を作っていけばいいのか、その答えが自然との共存にあるのではないかと思うのです。・・・
大震災前、カラスや鳶が今までにない状態で泣きわめいていたとか、クジラが浜に何頭も打ち上げられたとか、後でみてみると、何らかの関係があったのでは、と思う事があります。・・・(現在、因果関係について調査中だそうです。)・・・
もし、これらの動物たちと何らかのコンタクトが取れていれば、確実に地球の変動を予測できたのではないだろうか?・・・
結局人間が、自分勝手に、まるで地球の王にでもなったつもりで勘違いして、環境を破壊し、自分たちだけの住みよい町を作り出し、自然すら遠ざけたのだ。・・・
そして、自然と共にではなく、自然に対抗し、自然を抑え込んで、人間だけに快適な生活を実現しようとして来た。・・・結果的に、地球の温度が上がり、異常気象が起き、絶滅危惧種も増え、それでも自然を抑え込もうとする。・・・自然に配慮せずに行った開発で、都市部の気温も上昇し、切ってはいけない大木を伐採し、間違った樹木を植樹し、花粉症にさいなまれ、場所によっては砂漠化した。・・・最近になって、ようやく、自然が豊富な食料を産み、生態系を守り、人間が汚した環境を浄化し、生き物が生活できる環境を作り出し続けている事を知りはじめたところだったが・・・
そんな時地震により、自然界には存在しない放射線をまき散らし、その放射線におびえ、文明の基本であった電気の使用制限も余儀なくされた。・・・この期に及んで、自然が造りだす涼やかな風をありがたく思い欲しても、破壊しすぎた環境では、二度とふいては来ない。・・・
しかし、こんな状況でも、自然はゆっくりと、しかも確実に再生しようとしている。・・・何もしなくても、草も生えるし、虫も寄ってくる。・・・鳥たちも集まるし、新たな木の芽も運ぶ。・・・
人間が何もしなければ、自然は自然に戻って行く。・・・
ならどうするか?・・・今後は、数十年をかけて、必要な所に必要な樹木を植樹したり、破壊したところを再生するための行動を起こして行けば、自然の再生力は復活する。・・・
出来るだけ、周りに植物を植えて行きましょう。必ず、日本の植物を・・・その内、小鳥や小動物もやってくる。・・・彼らとの共存生活が始まれば、異常な行動が異常気象や天変地異を知らせてくれるはずですから・・・その行動の意味を知る事が出来るようになるでしょう。・・・そして、住み処に涼やかな風が吹いて来ます。・・・
今日は、自然と共存する必要性についてでした~・・・
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