長かったさみしい連休もようやく終わりです。(ハァ~)・・・
ただ今年は何人かが自習に来てくれたので、まだ助かりました。・・・
普通ならなかなか行けないようなところへ遊びに出かけるようなモノでしょうが、私はそういう事が苦手でして~・・・
教室が遊び場であり、仕事場であり、勉強部屋であり、書斎であり、秘密基地でもあるのです。・・・
「だいぶ進んでいるか?」と、自習にきたこどもたちに聞いてみた。・・・
「もうすぐ終わります。早く終わらせてテストしてほしいです~」・・・
了解!・・・
私が中1年からの各教科別の練習問題を配布して、習得し終わった子から各教科別にテストをして、8割出来ていれば見直してから次の教科に進んでもらいます。・・・
中3生の入試対策です。・・・
今からやれば十分間に合います。直近の実力テストにも有効になります。・・・
しかし、明日からは中間テストに向けての行動になりますから、なかなか習得出来ないですね。・・・
去年はこれを夏休み明けから実施しました。大丈夫だと思っていたのです、それくらいからでも。しかし、私は甘く見てました。いきなり長時間を受験生にぶつけても結局は目先の定期テストに食われて、結果的には中途半端のまま最終入試対策に突入しました。大きな誤算だったのです。今までの習慣が出来上がっていない生徒にそれは無理なのです。その無様な経験から、今年は4月から始めているのです。そうする事でこどもたちに習慣をつけることが出来るし、連続して続く定期テストや実力テストの対策にもなります。・・・
受験生というものは・・・
良く親御さま方がイメージしている受験生は、早朝や深夜にかけて参考書をやり込んで、お夜食を食べさせたり、一緒に起きていたり、何も言わなくても勉強漬けの毎日が続いて、体調管理をしっかりさせながら(しながら)、来年の入試に向けて、神経をすり減らしながらの毎日ですね。・・・
どっこい、現実は違います。なかなか本腰が入らないと言うのか、なかなかいきなりそういう状況にはなりません。ついつい今までの延長線ですね。・・・
習慣だからです。今までの勉強の習慣がそうさせます。それ以上出来ないのです。・・・
例えば、家で全くしない子が、受験生だからといきなり6時間~8時間ぶっ通しでやりますか?やる訳ないし、そこまでの集中力さえ持続不可能なのです。・・・
だからそういう習慣をつけて行きます。当然家でしない子は、いつまで経ってもやりません。ならば、教室でやれる環境をつくればいいのです。・・・
今から進められれば、あえて家でやらなくてもいいですね。そうなれば家の中はくつろげる空間になります。神経質にもなりませんし、おうちの方も気兼ねせず眠れます。第一、家族間でいざこざが起こりにくいですね。ここで気をつけないといけないのは、教室でこれでもかと努力して帰って来て、追い打ちをかけるように「受験生だから、もっとやらないといけないのと違うのー」とわざわざ家の中を針のむしろ状態にしてしまう保護者さんがいます。これはまずいです。焦るのは分かりますが、これをやられてしまうと学習意欲がぶっ飛びます。・・・
みんなプライドを持って進めて行きます。「よし!ここまでやったぞ!俺は凄いのとちゃうん!」「私は、凄いんやわ~」と思って体からすんごいパワーをみなぎらせて帰宅したら、お母んから「もう寝るんかいな~?隣の~ちゃんは3時までやってるそうやでぇ~」とチクリ!・・・
全ての努力がガラガラと一瞬で破壊されていく瞬間です。・・・
逆に実際はそこまでやり込めていない状況でも、「お疲れ様。ご飯食べて早く寝なさいね~美容に悪いさかいな~」とか言われたら、(しゃーないなぁ~。しっかりやるか~)となります。要は、信じてくれているのか、期待してくれているのかどうなのかの違い。・・・
自分の子供、親が信じてやらないで誰がするねん!・・・
とにかく「応援」あるのみです。余計な事は言わない。それよりも体調管理をしっかりしてあげましょう!今からね・・・
で、以上はあくまでうちのような塾に通っている生徒の話。そうではなく、何処にも行ってない、家でも勉強しない、当然学校でもやらない場合の子は、正直難しいですね。当然家でヤレヤレ言ってもしないですし、困りますよ~。なかなかケツに火がつきませんし、とりあえず周りの同じ3年生の行動が変って来ているのも分かります。だからひとまず定期テストの勉強からまじめに始めだしますが、今まで習慣が無い所にもって来て、どうして良いかさえも分からないまま数か月。気がつけば定期テストもボロボロ、夏休みもなんだかダルイし、友人はみんな「夏期講習」とかいうもんに毎日行ってるし、遊びの約束も出来ないし、あれよ言う間に2学期スタート。いきなりの実力テストがまたもやボロボロ・・・
学校での三者面談で担任から、「ん~何処の高校へ行くつもり~?」・・・
「えっ?どこに行けますか~?」と、お母さま。・・・
「う~ん?今のままでは何処もいけまへんなぁ~!今から相当頑張って、せいぜいここら辺かね」と担任が提示した高校は、大阪府下で一番偏差値が低い所。・・・
えっ?むちゃくちゃ頑張ってそこ?・・・
さて、親が悪いのか、生徒が悪いのか・・・
答は、「親が悪い」・・・
敢えて解説はしません。・・・
だからそういう事の無い様に、今我々はこどもたちと一緒に頑張っています。・・・
明日に、期待!・・・