今日も何とかクリアーできました!・・・
子供たちに今日の印象を聞いたら、みんな満足してくれたようです~。・・・とにかくみんな、6時間ぶっ通しで勉強してたので、どうかなって思っていたのだが、みんな良い顔で帰って行きました。・・・よかった~!・・・
もし、私の資格試験の勉強をここで出来たとして、この子たちのように6時間通してやれるかどうか疑問です。・・・だから落ちたんですね~。なるほど~。・・・本当は、その頃の経験も活かして対応してます。・・・誰にも邪魔されず、自分の勉強したい所をとことん出来る環境を作る。・・・これが受けているのかもしれません。・・・
今は、なかなか勉強に没頭できる環境にはないので、ついつい「まあいいか~」でほったらかしになり、結局どんどん進級されて行って、分からないまま小学校卒業。更に分からないままが続いて中学校卒業。・・・そして、高校入試で「地獄」を見る。・・・
大阪のとおるちゃんが「義務教育での留年制」を提言している。・・・
これを聞いて世の中の方は賛否両論。・・・
「留年する子供の身にも成れ!」・・・「落ちこぼれのレッテルを張られて、差別されるし、いじめの対象になるではないか!」・・・「出来ないのは、こどもや親が悪いんだ~。後で大変だろうが、そんな事自業自得だ。出来ないなら塾に通わせたりして対応すればいい!」「それより、いかにもうちの子が「アホ」ですと公言しているようで、普通に表を歩けないではないか!」・・・などなど・・・
ほとんどの方は、今現実に起こっている事を知らない。・・・
私が12月から教室を立ち上げて、一番多い相談が「数学が出来ない。分からない。」「大手の塾に行かせているが成績が上がるどころか下がってしまってー」とか、圧倒的に多いのが「子供が危機感を持っていない」です。・・・(あくまで親の考えです。)・・・
数学は、(私も事業を始めて知った事ですが、)算数を習って来て、出来ない所を飛ばしてきた子は、その後の数学もトンチンカンだそうです。・・・全ては繋がって形成されていて、順番に理解してないと次へは進めないのが算数・数学のようです。・・・また、大手の教室ではこうも言ってます。・・・「人間の脳は数学が元々出来るように創られている。」らしい。・・・
国語もそうです。最近は活字離れが要因して、国語力が落ちていると嘆く声も聴きます。・・・
それも、小学校1年くらいの「主語と述語」を学習できていないからそうなるのです。しっかり出来ている子供は、読解力もあるし、長文でも読み込むし「論説でもどんと来い!」なんです。・・・
1年の時に、「このままではいけない!」と危機感を感じてしっかり教えてあげた教師や親御さんの子供たちは、ちゃんと小説も読むし、読んで感動するし、なみだも流す。・・・
それが出来ないで来た子供たちは、本を読んでも(具体的には、文字を見ても)何も感じないし、並んでいる文字を見ただけで嫌悪感を覚える。・・・
短いメールの文字やギャル語を使い、感覚だけで話を終わらせる術を会得して来てしまった。それはそれで「進化」かもしれないが・・・
相談に来られたご家族の方が、私が本人に話し掛けた問いに対して、「この子は、かみ砕いて話してやらないと分からんのです~」・・・???・・・日本人でしょう?・・・そんな!二、三歳の幼児でもあるまいし~。・・・彼は今度中学3年生です。受験です。・・・
一体子供の事をどう考えているのか、理解に苦しみます。・・・
この子供たちはみんな、日本の今の制度で、一年経てば、たとえ何も理解していなくても進級するし、それが小中学の義務教育だし、それに乗れないできてしまった子供達です。・・・
学力の低下、それに追い打ちをかけるように「ゆとり教育」の廃止。・・・このままだと、日本の将来を担う子供たちが大変な事になる。・・・さらに、そこに「学習障害」の子供たが増えて来て(現実には、昔からいたけれど単なる個性のきつい子として扱われてきた経緯があるらしい。)、教室内はワンダーランド状態。担任教師一人では、どうにも出来なくて、一年を早く過ごし、事なきを得て終わりたいと考えている方々が多いし、教育委員会への報告事項も尋常ではなく多いし、がんじがらめで動けず、子供たちには悪いが自分の身を守る事で精一杯。・・・なんて事もあるようです。・・・
話しを、子供たちに戻すと・・・
中学生になっても、分数の計算が出来ない。小数の計算が不安。中には足し算が出来ない。なんて子が当たり前のようにいるのです。一体何がそうさせてしまったのか?・・・
子供は生まれたら、必死に生きる為に言葉を覚え、情報を収集し、人まねをして、なんでも興味深く質問し、理解できるまでとことん聞いてきます。・・・
それがなぜだか数年すると、勉強が嫌になります。・・・なぜでしょう?・・・
適当に教えられて来たからです!・・・
理解できないその時に、確実に教えられる人間がいなかったからです。・・・
例えば、日本語なんて我々の言語です。・・・「いきる」と言う言葉だけでも、「生きる」「活きる」「入きる」「居きる」「射きる」「鋳きる」「イキル」なんて言葉がパソコンの検索で出て来ます。それをその時々の情景や判断で使い分けて、相手にこちらのこころを伝えます。・・・日本人はそうして、言葉を使ってこころの奥の気持ちを伝えようとして来た。そのこころをくみ取り判断する能力も培ってきた。・・・その中の一つが「一分」・・・一分(いっぷん)ではありませんよ、イチブンです。一秒と二秒の間の変わる間にも多くの事柄が起こっている。言葉では言い表せられない気持ちや思いがその瞬間にも流れているというもの。だから、意味があるという事。だって、一秒の中でもしっかりと心臓は血液を送り続けている。それがアナログです。アバウトでしか表現できない。・・・
話しは違う処へ行ってしまいましたが、始めにしっかり教えてこなかったから、大人になってから読解力がだめだとか、長文が分からんとか言うんです。・・・
算数でも、適当に教壇で説明だけして来たから、出来ない子供を見つけられない。結局後で苦しむのが子供達なんです。・・・
分からないから嫌になる。出来ないから楽しくない。だから、やってて楽しいゲームや遊びに没頭する。ゲームでも遊びでも、本人たちは研究し考えて攻略法を編み出したりしている。・・・それは、楽しいから。・・・
勉強して悩んで考えて、そして出て来た答えが正解!だったら、とんでもなくうれしいし、また勉強したくなる。それとよく似た感覚が「たばこ」や「スイーツ」なんだそうです。・・・なるほどー。・・・
一年で出来なければ、誰に臆することなくやり直す。・・・それのどこが行けないのか!・・・
「やり直す」と言う言葉がいけない。・・・
一年でも、二年でも理解できるまでやる。・・・研究とはそう云うものです。また、個人々でも差が出ます。(当然です。当たり前だのクラッカー。)・・・
それが分かっていながらも教えられないのが、「集団授業」なんです。・・・
着いていけなくならないように、スパルタでやらせる。それもある意味良いかもしれない。でも、結局本人の個性が無くなります。・・・だから、「前へ習え!」が出来る子供が良いとか悪いとか言う議論が出てくるんです。・・・(私の議論?)・・・
個性をうまく伸ばせられる環境を造る事は、今の日本にとって急務です。・・・正しい事をきっちりと学習させてあげないと、数年後には日本はとんでもないくらい「ダメ」な人間だけになり、他人の事が理解できない人たちが溢れます。・・・
橋元とおるちゃんは、そこのところを「政治」が何とかしないといけない所まで来ている事を、分かっているんだと思います。もう、一委員会が出来る裁量を超えて来ているという判断です。・・・
小中学の留年制の骨子は、賛成です。・・・
しかし、そうなると私たちがしようとして来ている事業は、数年後にはお払い箱になるかもしれませんね。・・・それはそれで良いです。・・・また新たな事業を始めます!・・・
「すべては、子供たちの為に!」・・・
明日に、期待!・・・
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