先週、こどもたち全員にそれぞれ個別のお話しを書いて配布しました。・・・
実力テスト、今後の計画や展開など。・・・
気になる最近の行動なども書きそえました。・・・
中に入塾当初からなぜだか私を避けるような、無視するような行動を取りつづける生徒がいました。・・・
「なんでかなぁ~?別に何も言っていないのだがなぁ~」・・・
大概の生徒達は、笑顔で寄って来てくれます。逆に寄ってこない生徒は、この教室に来る目的が勉強ではなく「遊び」の一環である場合が多いです。・・・
開校当初の女子のグループもそうでした。初めは一人でしたので単にシャイなのだと思っていましたが、友達が来るようになると次第に本領発揮?です。・・・
授業中でもおしゃべりや講師の先生の指導を無視したり、相手の友人への指導を邪魔したりするようになったのです。・・・
当然成績も上がりません。一年後、親御さんから痺れを切らして連絡が入りました。・・・
「家でもやらないし、教室に通わせて貰っても効果が出ないし、次のテストで平均点以上出せなければ辞めて他のキビシイ塾へ入れ直します。」と、・・・
我々も何とかしてあげなければ教室の威信にかかわります。彼女たちと確実に採れる努力点数を約束をし、頑張る事で進みましたが結果的には無駄でした。それでも、そのグループの中で一人だけ私との約束を果たせた子がいました。彼女は今も中3生として来てくれて平均380点を出し続けてくれています。素晴らしいですね。・・・
初めのこどもたちの動機が違っていました。勉強する気などまったくなく、友達同士の憩いの場になっていたのです。ただ、今から思えば彼女たちの居場所が無かったからかもしれません。・・・
それ以来、一つの指針として「私を普通にみれるか?話が出来るか?避ける行動は無いか?」で判断し、次の対策に出ているのです。・・・
今回もそれでした。ただ、良く確認しなければ別の所に問題がある場合もあります。先生と言う名の生き物に拒否反応を示している場合もあります。体罰を受けて来たとか、大人自体が怖い場合もあり得ます。虐待で育ったとか・・・
そこで今回のお手紙にこう書き入れました。・・・
「先生と言うものが嫌いなのか?私が嫌われているのか?知りえませんが、あまりお話が出来ません。それでも、私は彼を認めています。必ずもっと出来るようになると信じています。できればもう少しお話が出来れば、色んな対策が採りやすいのですが~」・・・
前回そのお手紙を渡して、今日が初めての授業。・・・
「いらっしゃい!」・・・
「こんばんは!」と笑顔で答えてくれました。・・・
よかった。彼の目的は遊びではなく勉強である事が分かりました。・・・
私と対峙するその時、今日は笑顔です。いえ「今日からは」です。・・・
とてもうれしくて、うれしくて、これだからこのお仕事はやめられないのです。・・・
たった一枚のお手紙で、彼の心をほんの少し開くきっかけになったようです。・・・
多分一気に成績が上がります。必ず!・・・
学力は、勉強方法や教材や、ましてや教え方や塾や、講師で決まるのではない。・・・
本人のやる気です。そのやる気を起こすには、まずは行動する、させる事です。行動がやる気を起こすのです。・・・
良いコーチとティーチャーがいれば、確実に成績は上がりますし、学力も向上します。・・・
まずは行動を起こさせるコーチングが必須。その後は動き出したところでフォローを入れるティーチングがあれば、鬼に金棒です。・・・
(いかん。うちのマル秘のノウハウが)・・・
決して真似が出来ない事です。だって、命がけですから・・・
「すべては、こどもたちのために!」・・・
明日に、期待!・・・