Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

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R-50 ライフデザイン:「裕次郎、やめるってよ」(6)- 裕次郎の憂鬱

2024年06月02日 11時07分11秒 | 裕次郎やめるってよ
できるだけ「裕次郎、やめるってよ」(1)から読んでほしい。これは中高年の再就職物語。
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議事録の「文責」、注文書の「発出」・・・・・裕次郎の文章にはときどき今まで見たことのない文言が並ぶ。もちろん意味は分かる。

読者の皆さんには見慣れた言葉かもしれないが、ほぼ外資系ばかりだった私には新鮮でもあった。

確かに誰が書いた議事録か、その所在を明らかにするように「文責 裕次郎」とするのは良いことだ。

さて、裕次郎は相変わらずおしゃべりで、他の部署に所用で行くと30分は帰ってこない。

しかし、一か月を過ぎたあたりから少し愚痴り、ため息を漏らすようになった。

一つは、先週書いたWebトレーニング。終了期限を過ぎてしまい、リーダーに大分、叱責されたらしい。

もう一つは、エンジニア・リード(マネージャと置き換えてもよい)としての仕事の増加。

中途採用の場合、即戦力として期待されているので、(特に外資では)入社したその日からアウトプットが求められる。

もちろに新しい会社なりのルールやシステムなどがあるので学習の期間は必要だが長くは待ってくれない。

むしろ「次の職場ではこうやって自分の思いを実現したい」と燃えて入社する人が多く、その思いを面接で語り、採用する側の理解を得た上で入社してくる。

その思いの実現のために自分の部下を新しい会社に連れてくることもいとわない。

裕次郎の場合、入社一か月がたち、自分で対処しなければならない仕事がどんどん増え、処理しきれなくなった模様だ。

その割には無駄なおしゃべりが多く、会議の進め方もスロー。これもリーダーの気に障ったようだ。

裕次郎がどんな心構えで入社したのかはわからないが、初めての転職、しかも外資。

いままで約40年勤め上げた半官半民に近い通信会社とはカルチャーが大きき異なったのではないか。

裕次郎の憂鬱は続いた。

<混沌>
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