皆様こんばんは。
本日は横浜の宇宙棋院にて囲碁アカデミー 級位者クラスの担当回でした。
毎回工夫して教材を作っています。
生徒さん募集中!
さて、宣伝はそのぐらいにして講座の方に移りましょう。
本日の題材は生徒さんとの9子局です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/21/edc44b7316b0a3473270f96d041e9674.jpg)
置碁でよくある序盤戦です。
白△と入ってきましたが、黒はどういう作戦で行きますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/eb/b00e24a794f0f36cece830a72e177a28.jpg)
級位者の方は相手の石にくっつけるのが大好きです。
しかし格言には「弱い石にツケるな」とあります。
弱い石にツケて行くと、強い石にしてしまうのです。
この黒1などもそういった手になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c9/30cb0d9a30b345579cb241e41fc15a45.jpg)
白1には黒2が必要、白3には黒4が必要・・・自然の流れで白の石数が増えて強くなっています。
そして白5となってみるとどうでしょうか。
隅の黒が心細いですね。
そしてこの黒を生きている間に白の壁が出来、黒△が次の標的に・・・というのがよくあるパターンです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/08/9f8356b9638366fd937339597acddbc4.jpg)
黒1とこちらにくっつけて行くのも大人気の手です(笑)
しかし白6となってみると、なんだか急に白が威張り出した印象です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/11/39b072982951d42901468d9ffcb259a9.jpg)
そして逃げるのは怖いからと白4までと見捨ててしまったりします。
9子だからこれで十分などと思ってはいけません。
真っ黒の所に大きな白地が出現したわけで、本来ありえない事です。
50目は損をしていますよ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1d/6afb3c080b43c7c7272f6c1b3d326167.jpg)
石をくっつけたがる理由ですが、どうも2手続けて打った時のイメージに惹かれている節がありますね。
しかし実際には相手は二手打ちを許してくれないので、危険な習慣と言えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/81/c4eed35b8d9ee022943a57ab9ab742ec.jpg)
ではどうすれば良いのでしょうか。
まず弱い石を他の石に繋げることを考えます。
黒の弱い石は左下隅と下辺の星ですね。
どちらを優先させるかはお好みで結構です。
まずは下辺星から動く図から見てみましょう。
黒1のように、△の間の線を繋げていきます。
白2のように入ってくるでしょうが、ここは閉じ込められないことだけ考えておけば大丈夫です。
一例として黒5までとなった図はどうでしょうか。
白石は3つに分かれ、どれも弱い石です。
一度に一手しか打てませんから、非常に苦しい状況になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/95/148322ad9138f72a6f386b01f0d766ca.jpg)
黒1などと、こちらの△の間の線を繋げていくのも良い手です。
白2のような手を怖がる方も多いですが、客観的な視点で見てみましょう。
現在の戦場である碁盤の下半分の石数は黒8子に対して白3子です。
そして白の3子はどれも繋がっていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9a/517a279fa82ecebe17c748785d47938f.jpg)
となれば黒1と堂々と進出すれば問題ありません。
黒11までと楽々進出、対する白は弱い石ばかりです。
如何でしょうか。
今回の講座、黒に難しい手は一切必要ありません。
1間トビやコスミなど基本的な形ばかりです。
しかし線を繋ぐ意識をしっかり持っているだけで、あとは白が苦しむばかりです。
ぜひお試しください。
本日は横浜の宇宙棋院にて囲碁アカデミー 級位者クラスの担当回でした。
毎回工夫して教材を作っています。
生徒さん募集中!
さて、宣伝はそのぐらいにして講座の方に移りましょう。
本日の題材は生徒さんとの9子局です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/21/edc44b7316b0a3473270f96d041e9674.jpg)
置碁でよくある序盤戦です。
白△と入ってきましたが、黒はどういう作戦で行きますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/eb/b00e24a794f0f36cece830a72e177a28.jpg)
級位者の方は相手の石にくっつけるのが大好きです。
しかし格言には「弱い石にツケるな」とあります。
弱い石にツケて行くと、強い石にしてしまうのです。
この黒1などもそういった手になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c9/30cb0d9a30b345579cb241e41fc15a45.jpg)
白1には黒2が必要、白3には黒4が必要・・・自然の流れで白の石数が増えて強くなっています。
そして白5となってみるとどうでしょうか。
隅の黒が心細いですね。
そしてこの黒を生きている間に白の壁が出来、黒△が次の標的に・・・というのがよくあるパターンです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/08/9f8356b9638366fd937339597acddbc4.jpg)
黒1とこちらにくっつけて行くのも大人気の手です(笑)
しかし白6となってみると、なんだか急に白が威張り出した印象です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/11/39b072982951d42901468d9ffcb259a9.jpg)
そして逃げるのは怖いからと白4までと見捨ててしまったりします。
9子だからこれで十分などと思ってはいけません。
真っ黒の所に大きな白地が出現したわけで、本来ありえない事です。
50目は損をしていますよ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1d/6afb3c080b43c7c7272f6c1b3d326167.jpg)
石をくっつけたがる理由ですが、どうも2手続けて打った時のイメージに惹かれている節がありますね。
しかし実際には相手は二手打ちを許してくれないので、危険な習慣と言えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/81/c4eed35b8d9ee022943a57ab9ab742ec.jpg)
ではどうすれば良いのでしょうか。
まず弱い石を他の石に繋げることを考えます。
黒の弱い石は左下隅と下辺の星ですね。
どちらを優先させるかはお好みで結構です。
まずは下辺星から動く図から見てみましょう。
黒1のように、△の間の線を繋げていきます。
白2のように入ってくるでしょうが、ここは閉じ込められないことだけ考えておけば大丈夫です。
一例として黒5までとなった図はどうでしょうか。
白石は3つに分かれ、どれも弱い石です。
一度に一手しか打てませんから、非常に苦しい状況になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/95/148322ad9138f72a6f386b01f0d766ca.jpg)
黒1などと、こちらの△の間の線を繋げていくのも良い手です。
白2のような手を怖がる方も多いですが、客観的な視点で見てみましょう。
現在の戦場である碁盤の下半分の石数は黒8子に対して白3子です。
そして白の3子はどれも繋がっていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9a/517a279fa82ecebe17c748785d47938f.jpg)
となれば黒1と堂々と進出すれば問題ありません。
黒11までと楽々進出、対する白は弱い石ばかりです。
如何でしょうか。
今回の講座、黒に難しい手は一切必要ありません。
1間トビやコスミなど基本的な形ばかりです。
しかし線を繋ぐ意識をしっかり持っているだけで、あとは白が苦しむばかりです。
ぜひお試しください。