皆様こんばんは。
木曜日は棋士の対局日です。
本日も幽玄の間で行われた対局を振り返って行きます。

林子淵八段(黒)対武宮正樹九段戦です。
武宮九段が白1のツケコシで仕掛けました。
黒の弱みを衝く常套手段です。

白1、3はゆったりした打ち方です。
武宮九段のイメージ通りではありますが、これでは甘いと言う事でしょう。

実戦はこのように進みました。
白6と石が下に行って・・・

白1、3、5と2線を打ち続ける!

最終的にはこんな形、これでは武宮九段の碁とは気付かれないでしょう(笑)
実は偽物が打っているのでは?

しかし、白22までと進行してみるといつの間にか中央が白っぽくなっています。
長手数になってしまいますが、あえて1図で示しました。
前図と見比べてみてください。

左上の三々にも悠然と対応して地を与えています。
プロは地が気になって仕方のない人種なのですが・・・
やはり本物の武宮九段でした(笑)

しかし、案の定白地が足りなくなりました。
盤面で20目以上は足りません。
こんな事で勝負になるのでしょうか?

という所で、白は溜めた力を爆発させて攻めかかりました。
白5のような手は周囲の白が強くなければ打てません。

黒1、3と脱出を図った時、白4が双方の急所です。
自分の傷を守りながら黒を攻めています。
さて、ここで黒は重大な分岐点です。

黒1と受けたくなりますが、白2から本気で取りに来られるでしょう。
左上の黒に対して利きがあるため、白8となって黒は脱出出来ません。

止むを得ず黒1、3とかわしましたが、白4となって20目ぐらい地が増えました。
こうなっては一遍に細かい碁になっています。
武宮九段が見事な打ち回しを見せ、最後は黒1目半勝ちでした。
林八段は実力者です。
木曜日は棋士の対局日です。
本日も幽玄の間で行われた対局を振り返って行きます。

林子淵八段(黒)対武宮正樹九段戦です。
武宮九段が白1のツケコシで仕掛けました。
黒の弱みを衝く常套手段です。

白1、3はゆったりした打ち方です。
武宮九段のイメージ通りではありますが、これでは甘いと言う事でしょう。

実戦はこのように進みました。
白6と石が下に行って・・・

白1、3、5と2線を打ち続ける!

最終的にはこんな形、これでは武宮九段の碁とは気付かれないでしょう(笑)
実は偽物が打っているのでは?

しかし、白22までと進行してみるといつの間にか中央が白っぽくなっています。
長手数になってしまいますが、あえて1図で示しました。
前図と見比べてみてください。

左上の三々にも悠然と対応して地を与えています。
プロは地が気になって仕方のない人種なのですが・・・
やはり本物の武宮九段でした(笑)

しかし、案の定白地が足りなくなりました。
盤面で20目以上は足りません。
こんな事で勝負になるのでしょうか?

という所で、白は溜めた力を爆発させて攻めかかりました。
白5のような手は周囲の白が強くなければ打てません。

黒1、3と脱出を図った時、白4が双方の急所です。
自分の傷を守りながら黒を攻めています。
さて、ここで黒は重大な分岐点です。

黒1と受けたくなりますが、白2から本気で取りに来られるでしょう。
左上の黒に対して利きがあるため、白8となって黒は脱出出来ません。

止むを得ず黒1、3とかわしましたが、白4となって20目ぐらい地が増えました。
こうなっては一遍に細かい碁になっています。
武宮九段が見事な打ち回しを見せ、最後は黒1目半勝ちでした。
林八段は実力者です。