<本日の一言>
本日は中央区立城東小学校で囲碁授業を担当しました。
3、4、6年生の各1コマずつですが、学年によって教室内の雰囲気ががらりと変わるのが面白いですね。
子供同士で対局していると賑やかになりがちですが、今回の6年生の教室では静かに対局していてビックリ!
授業は毎年数回に渡って行われるので、対局マナーを学んできているということもあるでしょうか。
</本日の一言>
皆様こんばんは。
本日は第1回SGW杯中庸戦本戦1回戦の対局を振り返りたいと思います。

1図(実戦)
私の黒番、白は鶴山淳志七段です。
黒×と大きく構えてみたり、序盤から黒〇と肩衝きを試みたのはMaster(AlphaGo)の対局から得た発想です。
AI流のゴチャゴチャした定石は嫌いですが、こういった手には違和感を覚えないので時々試みています。

2図(実戦)
左上では甘い手がありましたが、形勢はまだまだこれからと思っていました。
しかし、ここで白△に打たれたのが予想外の位置でした。
これに動揺してしまった私は・・・。

3図(実戦)
早碁の気合とばかりに黒1と分断していきましたが、これが大問題です。
こう打っても堅い構えの左下白には響きません。
一方、白4と飛び出されたことにより、上下の黒が弱くなった上、中央の黒模様も消えてしまいました。
これは明らかに攻めの方向音痴ですね・・・。
医者の不養生をやらかしてしまいました。

4図(変化図)
どう見ても黒1と止める一手でした。
白2には黒3などと打ち、模様の大きさで勝負です。
これまでの流れに沿った打ち方であり、仮にこの後上手く打たれて負けたとしても諦めがつくというものです。

5図(実戦)
実戦は白△まで、黒は何一つ得たものがありません。
石の形も汚らしく、当然形勢は悪いです。

6図(実戦)
その後、中央では見損じがあり、黒×を取られてしまいました。
こうなっては、もはや非勢を通り越して敗勢です。
ですから、白△と手を付けにきたとき、採るべき方針は1つしかありません。

7図(実戦)
すなわち白の殲滅です。
なりふり構わず取りにいきました。
正直な所、これはチャンスがきたかと思っていました。
自分が白なら死にそうです(笑)。
しかし、結果は残念ながら一歩及びませんでした。
綺麗に生きられて終了です。
本局はあまりに酷い内容でした。
1回戦で早くも優勝戦線から脱落したのは残念でしたが、この内容では仕方ないですね・・・。
本日は中央区立城東小学校で囲碁授業を担当しました。
3、4、6年生の各1コマずつですが、学年によって教室内の雰囲気ががらりと変わるのが面白いですね。
子供同士で対局していると賑やかになりがちですが、今回の6年生の教室では静かに対局していてビックリ!
授業は毎年数回に渡って行われるので、対局マナーを学んできているということもあるでしょうか。
</本日の一言>
皆様こんばんは。
本日は第1回SGW杯中庸戦本戦1回戦の対局を振り返りたいと思います。

1図(実戦)
私の黒番、白は鶴山淳志七段です。
黒×と大きく構えてみたり、序盤から黒〇と肩衝きを試みたのはMaster(AlphaGo)の対局から得た発想です。
AI流のゴチャゴチャした定石は嫌いですが、こういった手には違和感を覚えないので時々試みています。

2図(実戦)
左上では甘い手がありましたが、形勢はまだまだこれからと思っていました。
しかし、ここで白△に打たれたのが予想外の位置でした。
これに動揺してしまった私は・・・。

3図(実戦)
早碁の気合とばかりに黒1と分断していきましたが、これが大問題です。
こう打っても堅い構えの左下白には響きません。
一方、白4と飛び出されたことにより、上下の黒が弱くなった上、中央の黒模様も消えてしまいました。
これは明らかに攻めの方向音痴ですね・・・。
医者の不養生をやらかしてしまいました。

4図(変化図)
どう見ても黒1と止める一手でした。
白2には黒3などと打ち、模様の大きさで勝負です。
これまでの流れに沿った打ち方であり、仮にこの後上手く打たれて負けたとしても諦めがつくというものです。

5図(実戦)
実戦は白△まで、黒は何一つ得たものがありません。
石の形も汚らしく、当然形勢は悪いです。

6図(実戦)
その後、中央では見損じがあり、黒×を取られてしまいました。
こうなっては、もはや非勢を通り越して敗勢です。
ですから、白△と手を付けにきたとき、採るべき方針は1つしかありません。

7図(実戦)
すなわち白の殲滅です。
なりふり構わず取りにいきました。
正直な所、これはチャンスがきたかと思っていました。
自分が白なら死にそうです(笑)。
しかし、結果は残念ながら一歩及びませんでした。
綺麗に生きられて終了です。
本局はあまりに酷い内容でした。
1回戦で早くも優勝戦線から脱落したのは残念でしたが、この内容では仕方ないですね・・・。