<本日の一言>
明日は王座戦第3局が行われます。
芝野虎丸王座(21)の開幕2連勝となり、許家元挑戦者(22)が追い詰められた状況ですね。
例によって、私は負けている方を応援します(笑)。
皆様こんばんは。
現在、乙級リーグが進行中です。
対局の模様は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継されています。
今回は第3戦の六浦雄太七段(21)ー喬智健五段(23)戦をご紹介します。
喬五段は15歳の時に世界アマチュア選手権で優勝しています。
1図(実戦)
六浦七段の黒番です。
白△の打ち込みに対して、黒Aと攻めるのは白B、黒C、白Dとなって簡単に捌かれそうです。
そこで黒Dの受けなら無難で、白Aと打って白×とつながることになりそうです。
しかし、それでは物足りないとみたのか、実戦は・・・。
2図(実戦)
黒△のツケ!
六浦七段らしい、思い切った一手を放ちましたね。
モタレ攻めにより、打ち込んできた白石を飲み込む狙いです。
3図(実戦)
白5までのポン抜きを許しましたが、その代わり白×は動き難くなったというわけですね。
ポン抜き30目などと言うように、常識的にはこのような打ち方は良くないとされています。
あえて常識に立ち向かっていくことは、自信が無ければできません。
4図(実戦)
ただ、隅で大きく生きられ、結果的には黒失敗の分かれでした。
何か見落としがあったかもしれませんね。
しかし、黒はこの後の戦いでポイントを上げて優位に立ちました。
結果は黒1目半勝ちでした。
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