「人や知り合いの事務所にプロジェクトを紹介した」
そんな話を中国人の友人に話していたら、
「彼らが契約したら、あなたお金もらえるね!良かったね!」
と返答がきた。
日本で働いていた時の感覚からすると、
人やネットワークを誰かに紹介することは必ずしも有料にならない。
自分が仲介人になって誰かに仕事を紹介したとしても、
必ずしも紹介先からお金を受け取ることはない。
「バックマージン」は嫌われることさえある。
ただ、日本でも、そして中国でも、アジアでは特に、
この「紹介」「ネットワーク」「コネクション」はそのままビジネスになる。
むしろ、紹介先から仕事の仲介人に報酬を払うことは当たり前のことだ。
・ネットワークの維持
・プロジェクト情報の日々の収集
・適切な紹介先の案内と紹介
・詳細な情報の収集
・面談のセッティング
・契約できるようにするための交流促進
・継続的な連絡と双方の状況確認
あげればキリがないほど、そこには日常的な労力が割かれている。
人の紹介、プロジェクトの紹介、ネットワークの紹介は、
自分の信頼の一部を人に捧げることであり、
自分の日常的な生活の一部を提供する、ということである。
そこに責任を価値が無いならば、仲介人が報酬を受け取る必要はないであろう。
だがしかし、自分が価値を見出すならば報酬はちゃんともらうべき。
日本人は日常的な紹介において皆がそう考えるわけではない。
でも中国人は皆がそうだ。
中国人から学ぶことはまだまだ多い。
I.Takashi
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