農人ナベさんより、震災50日後の相馬市についてメールが届きました。
(写真は、ナベさんの「美土里通信」より)
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東日本大震災から50日が過ぎ、津波による相馬市の被害の全容が明らかになってきました。床上浸水や流失や倒壊した家屋は1,512世帯、5,249人が被災しました。
死者及び行方不明者は、475人となりました。この中には、消防団員の方が10名ほどおられますが、大津波の襲来前に住民に広報し、大勢の方を避難させているうちに、避難が遅れ殉職されとのことです。
また、今回の災害で、両親又は片親を亡くした18歳未満の孤児・遺児は、全部で44人にのぼります。この孤児・遺児の方が18歳になるまで、市が生活支援条例で基金を作り、市の責任と市民の総意で支えていく事になりました。
仮設住宅には、ようやく入居が始まりました。ですが、戸数はわずかで57戸、53世帯、206人分です。最終的には、市内に合計1,500戸の仮設住宅が建設される予定です。
4月26日現在、市内8箇所に1,123人が避難所暮らしをされており、早い完成が待たれます。津波で住宅や工場、店舗などが残った方は、徐々に帰宅をされ、後片付けや修理をしています。
私は何もお手伝いが出来ないので、知合いの方に野菜や山菜などを届けております。
津波で川の水が汚れているので、時には洗浄用の水をタンクで運ぶお手伝いもしております。
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被災地からとおく離れたこちら神奈川で、直接お手伝いできないもどかしさを感じます。。。。
「農人ナベさん」へのメッセージは、ご感想・ご質問どんなことでも、左欄のメッセージ欄で、随時うけつけています。