<宅建の受講者様より>
お世話になっております。
貴重なお時間の中大変申し訳ございません。
今、先生のご回答を大切にし、読み込むでいる最中です。
またご質問がございます。
⓵ 保証協会の役割等
⓶ 弁済業務保証金
⓷ 弁済業務保証金分担金
⓸ 特別弁済業務保証金分担金
⓹ 弁済業務保証金準備金
⓺ 還付充当金納付
の各々の用語に関して、イマイチ理解ができないです。
お手すきの際、ご教授していただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
佐藤(仮名)様
お世話になっております。
>①
保証協会の役割は、保証協会のサイトに掲載されています。
これから宅建業を始めたい人や加入社員に対する
「開業、営業、業務、人材育成の徹底サポート」が、彼らの役割です。
以下のサイトをご覧ください。
~略~
保証協会って、全国にいくつもあるわけではありません。
メインは以下の2つです。ハトかウサギ。これらの保証協会に入会するには、
弁済業務保証金分担金以外に、入会金や年会費が必要です。
>②③
【井真井】
保証協会に加入する時、加入したい宅建業者が支払うのが、「分担金」です。
社員皆で少しずつ、弁済すべき費用に充てる「保証金」を分担するのですから、
「分担金」です。
「弁済業務保証金分担金」をそれぞれの社員が、保証協会に納付するのです。
そうすると、保証協会には各方面から、分担金が集まりますよね。
それを、保証協会は、全部まとめて、指定の供託所に供託するのです。
この金銭等は、勝手に使い込むことができないものなので、必ず供託所に預託
しなければいけません。万が一、保証協会が倒産しても、被害者に対して弁済
するためにキープしておかなければいけない財産なのです。
分担金をまとめて保証協会が供託所に納付するとき、「分担金」という名称は
おかしいでしょう。そう思いませんか?
保証金の分担金ではないのですから、保証協会が供託所に一括納付する際の名称は、
「弁済業務保証金」と言います。
テキストの14ページをご参照下さい。
社員→(弁済業務保証金分担金)→保証協会→(弁済業務保証金)→供託所
>④⑤
【井真井】
佐藤不動産が、客に甚大なる損害を与えた場合、客は保証協会が供託している供託所へ、
被害額の支払い請求をすると同時に、保証協会にこの請求を認証するよう申し出ます。
以下のテキスト14ページの図をご覧ください。(略)
保証協会が認証すると、保証協会は認証した旨を供託所に通知します。
この認証通知を受けて、供託所は、客に被害額を弁済します。弁済すれば、供託金に不足額
が生じるわけですから、供託所は保証協会に穴埋めを請求し、保証協会はこの不足額を補填
します。
しかし、一番、悪いのは、佐藤不動産なのですから、この補填額は当然、佐藤不動産に保証
協会は請求します。
ところが、この時点で、佐藤不動産が倒産しており、佐藤様がどこかに逃亡し、行方不明に
なっていたら、どうすべきだと思いますか?
保証協会は困るでしょう。それと、保証協会は、先に供託所へ不足額を補填していますが、
この補填した金銭って、どこから調達したものだと思いますか?
以下の図を見ながら、想像力を働かせてください。(略)
佐藤様が不足額を補填できない場合、保証協会は、他の社員に対して、佐藤様の不足額を皆
で分担して負担するよう請求するのです。保証協会は相互扶助団体だからです!!
一生、佐藤様は他の社員から呪われるでしょうね。
そして、二度と不動産業界に戻れないかもしれません。
佐藤様の尻拭いのために、他の社員たちが負担すべき金銭が、「特別弁済業務保証金分担金」です。
「特別に追加で負担すべき分担金」という意味です。
そして、保証協会は先に供託所に対して、不足額を補填していますが、この補填をするために、
あらかじめ、保証協会は、「弁済業務保証金」の一部を、「準備金」として、積み立てているのです。
金融機関に積み立てた準備金から生じる利息等も準備金に組み入られます。
これが、「弁済業務保証金準備金」です。
>⑥
【井真井】
供託所が客に支払った弁済額を「還付金」と言います。
還付金という日本語は、払いすぎたものを所有者に返すという意味です。
客が瑕疵(欠陥)部分の修繕を自ら行わざるを得ない場合、この修繕費用って、本来なら、
佐藤不動産が弁済し、履行追完すべき案件です。
ですが、客が追加費用を支払い、自分で修繕したわけですから、客にしたら、余分な出費
になります。
本来なら払う必要のない費用を支払ったのですから、「支払いすぎ」となります。
だから、供託所が支払いすぎた金銭を客に返金するので、「還付金」と言っているのです。
供託所が客に還付したら、供託金に不足が生じます。
それを、保証協会が準備金で、先に穴埋めしないといけません。
供託所が客に還付した金銭を、保証協会が供託所へ準備金から充当(納付)するのですから、
これを「還付充当金納付」と言います。
以上になりますが、英語って、単語の意味がわからなければ、リスニングもライティングも、
リーディングも、スピーキングも絶望的です。できません。
国家資格試験も、日本語や専門用語の意味がわからない人は、門前払いです。
用語を知っているレベルではなく、「理解」するレベルに達しなければ、合格は絶望的です。
できません。
それぞれの立場や、その立場の人の行為を区分するために、専門用語があります。
問題文内に使用されている専門用語を見た瞬間に、登場人物の関係図が頭の中に浮かばなけれ
ば、問題の主旨も見えてきません。それくらい、「用語」の定義を理解することが大事なのです。
「売買契約において」という言葉だけで、登場人物は、売主と買主の2人が想像できます。
「媒介契約において」という言葉だけで、依頼主、媒介者、客の3人が想像できます。
「抵当権の設定された土地の売買契約において」という言葉では、何人ですか?
最低3人以上です。同一不動産には複数の債権者が抵当権を設定できますから、
3人とは限りません。
>インターネット等で調べて見ても、理解ができないことが多いです。
【井真井】
理解しようと努めること。身近な出来事に置き換えて想像してみることが大事なのかもしれ
ません。検索するキーワードの選択も大事です。
頑張ってください。
以上になります。
ご利用いただきまして、誠に有難うございました。
引き続き、どうぞ、宜しくお願い致します。
井真井アカデミー
代表 井真井 秀樹
<宅建合格のプロ塾 井真井アカデミー>
https://imai-academy.net/imai.academy.takken.index.html
#宅建士 #宅建試験 #宅建講座 #宅建合格 #宅建独学 #宅建勉強法 #宅地建物取引士 #宅建試験日
お世話になっております。
貴重なお時間の中大変申し訳ございません。
今、先生のご回答を大切にし、読み込むでいる最中です。
またご質問がございます。
⓵ 保証協会の役割等
⓶ 弁済業務保証金
⓷ 弁済業務保証金分担金
⓸ 特別弁済業務保証金分担金
⓹ 弁済業務保証金準備金
⓺ 還付充当金納付
の各々の用語に関して、イマイチ理解ができないです。
お手すきの際、ご教授していただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
佐藤(仮名)様
お世話になっております。
>①
保証協会の役割は、保証協会のサイトに掲載されています。
これから宅建業を始めたい人や加入社員に対する
「開業、営業、業務、人材育成の徹底サポート」が、彼らの役割です。
以下のサイトをご覧ください。
~略~
保証協会って、全国にいくつもあるわけではありません。
メインは以下の2つです。ハトかウサギ。これらの保証協会に入会するには、
弁済業務保証金分担金以外に、入会金や年会費が必要です。
>②③
【井真井】
保証協会に加入する時、加入したい宅建業者が支払うのが、「分担金」です。
社員皆で少しずつ、弁済すべき費用に充てる「保証金」を分担するのですから、
「分担金」です。
「弁済業務保証金分担金」をそれぞれの社員が、保証協会に納付するのです。
そうすると、保証協会には各方面から、分担金が集まりますよね。
それを、保証協会は、全部まとめて、指定の供託所に供託するのです。
この金銭等は、勝手に使い込むことができないものなので、必ず供託所に預託
しなければいけません。万が一、保証協会が倒産しても、被害者に対して弁済
するためにキープしておかなければいけない財産なのです。
分担金をまとめて保証協会が供託所に納付するとき、「分担金」という名称は
おかしいでしょう。そう思いませんか?
保証金の分担金ではないのですから、保証協会が供託所に一括納付する際の名称は、
「弁済業務保証金」と言います。
テキストの14ページをご参照下さい。
社員→(弁済業務保証金分担金)→保証協会→(弁済業務保証金)→供託所
>④⑤
【井真井】
佐藤不動産が、客に甚大なる損害を与えた場合、客は保証協会が供託している供託所へ、
被害額の支払い請求をすると同時に、保証協会にこの請求を認証するよう申し出ます。
以下のテキスト14ページの図をご覧ください。(略)
保証協会が認証すると、保証協会は認証した旨を供託所に通知します。
この認証通知を受けて、供託所は、客に被害額を弁済します。弁済すれば、供託金に不足額
が生じるわけですから、供託所は保証協会に穴埋めを請求し、保証協会はこの不足額を補填
します。
しかし、一番、悪いのは、佐藤不動産なのですから、この補填額は当然、佐藤不動産に保証
協会は請求します。
ところが、この時点で、佐藤不動産が倒産しており、佐藤様がどこかに逃亡し、行方不明に
なっていたら、どうすべきだと思いますか?
保証協会は困るでしょう。それと、保証協会は、先に供託所へ不足額を補填していますが、
この補填した金銭って、どこから調達したものだと思いますか?
以下の図を見ながら、想像力を働かせてください。(略)
佐藤様が不足額を補填できない場合、保証協会は、他の社員に対して、佐藤様の不足額を皆
で分担して負担するよう請求するのです。保証協会は相互扶助団体だからです!!
一生、佐藤様は他の社員から呪われるでしょうね。
そして、二度と不動産業界に戻れないかもしれません。
佐藤様の尻拭いのために、他の社員たちが負担すべき金銭が、「特別弁済業務保証金分担金」です。
「特別に追加で負担すべき分担金」という意味です。
そして、保証協会は先に供託所に対して、不足額を補填していますが、この補填をするために、
あらかじめ、保証協会は、「弁済業務保証金」の一部を、「準備金」として、積み立てているのです。
金融機関に積み立てた準備金から生じる利息等も準備金に組み入られます。
これが、「弁済業務保証金準備金」です。
>⑥
【井真井】
供託所が客に支払った弁済額を「還付金」と言います。
還付金という日本語は、払いすぎたものを所有者に返すという意味です。
客が瑕疵(欠陥)部分の修繕を自ら行わざるを得ない場合、この修繕費用って、本来なら、
佐藤不動産が弁済し、履行追完すべき案件です。
ですが、客が追加費用を支払い、自分で修繕したわけですから、客にしたら、余分な出費
になります。
本来なら払う必要のない費用を支払ったのですから、「支払いすぎ」となります。
だから、供託所が支払いすぎた金銭を客に返金するので、「還付金」と言っているのです。
供託所が客に還付したら、供託金に不足が生じます。
それを、保証協会が準備金で、先に穴埋めしないといけません。
供託所が客に還付した金銭を、保証協会が供託所へ準備金から充当(納付)するのですから、
これを「還付充当金納付」と言います。
以上になりますが、英語って、単語の意味がわからなければ、リスニングもライティングも、
リーディングも、スピーキングも絶望的です。できません。
国家資格試験も、日本語や専門用語の意味がわからない人は、門前払いです。
用語を知っているレベルではなく、「理解」するレベルに達しなければ、合格は絶望的です。
できません。
それぞれの立場や、その立場の人の行為を区分するために、専門用語があります。
問題文内に使用されている専門用語を見た瞬間に、登場人物の関係図が頭の中に浮かばなけれ
ば、問題の主旨も見えてきません。それくらい、「用語」の定義を理解することが大事なのです。
「売買契約において」という言葉だけで、登場人物は、売主と買主の2人が想像できます。
「媒介契約において」という言葉だけで、依頼主、媒介者、客の3人が想像できます。
「抵当権の設定された土地の売買契約において」という言葉では、何人ですか?
最低3人以上です。同一不動産には複数の債権者が抵当権を設定できますから、
3人とは限りません。
>インターネット等で調べて見ても、理解ができないことが多いです。
【井真井】
理解しようと努めること。身近な出来事に置き換えて想像してみることが大事なのかもしれ
ません。検索するキーワードの選択も大事です。
頑張ってください。
以上になります。
ご利用いただきまして、誠に有難うございました。
引き続き、どうぞ、宜しくお願い致します。
井真井アカデミー
代表 井真井 秀樹
<宅建合格のプロ塾 井真井アカデミー>
https://imai-academy.net/imai.academy.takken.index.html
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