今日は日本ダービーです!
先週は優駿牝馬(オークス)でした。オークスは
3歳牝馬(ひんば=メス馬)限定のレースでした。
オークスは樫の木を意味しますが、昔、イギリスの樫
の森で牝馬限定のレースを行ったのが由来とか。
日本ダービーは、3歳牡馬(ぼば=オス馬)限定の
レースです。皐月賞、菊花賞とともに牡馬三冠競争の
一つ。
イギリスのダービー卿が創設したレースです。
東京競馬場(府中)は我が家から車で15分程度のところ
にあるため、昨日、日本ダービー会場を見に行ってきました。
さすがに今日は15万人以上が来場するため、敬遠。
レースは冷房の効いた部屋でテレビ観戦しようと思います。
前日レースにも関わらず会場の席は満席状態。
とにかく家族連れ客が目立ちました。
昔と違い、今の競馬場はちょっとした駅のようです。
建物もきれいですし、レストランも80店舗以上が
入っています。場外には子ども用の遊具も設置されていて、
たくさんの子ども達が遊んでいました。
東京都内でこんなに真っ青な空を拝める場所はあまり
ありません。週末のレジャーにはオススメの場所です。
JRA(日本中央競馬会)は農林水産省管轄の組織で、
100%日本政府が出資している特殊法人です。
世界中の競馬会の中で日本中央競馬会は世界一の売得金
をあげています。その額は、なんと2兆円超。
2014年度こそトヨタ自動車がはじめて2兆円を超えましたが、
それ以前で毎年2兆円超を記録しているのはJRAだけです。
何しろ16万人以上も1日に来場しますので、入場料200円
だけでも3,200万円が落ちる計算です。
従業員が約1,700人おり、売得金の約75%は払い戻しに使
われますが、残りの約15%が競馬会の運営費や人件費、
残りの約10%が国庫に納付されています。
国庫納付額は約2,500億円。
とにかく景気に左右されることもなく、潤っている組織
なわけでして、日本人がいかに競走馬を愛して止まない
かがわかります。
競走馬の現役年数はわずか2年から3年程度。
あのディープインパクトさえも3歳でデビューし、
4歳末で引退しています。レース回数はたったの14戦。
14戦12勝という大記録を残し、引退していきました。
たった2年間で稼いだ獲得賞金は約14億5千万円。
これは、テイエムオペラオー(26戦で約18億円)についで
歴代2位の記録です。
競走馬としての輝かしい時は、桜のようにとにかく短く、
はかなく終わっていきます。そこに日本人は無情の世を
恨みながらも、懸命に駆けていく(生きていく)彼らを
応援したくなるのかもしれません。
単なる博打だけの対象ではない証拠に会場には、大きな
レンズを携えた素人カメラマンが、あちらこちらにおり
ました。
今日の日本ダービーで果たしてヒーロ馬は誕生するのか。
とても、楽しみです。