因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

劇団唐組・第74回公演『動物園が消える日』 

2024-10-05 | 舞台
*唐十郎作 久保井研+唐十郎演出 公式サイトはこちら 猿楽通り特設紅テント(10月20日まで)、雑司ヶ谷・鬼子母神(11月4日まで)(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17) 今年も唐組の秋は神田猿楽町で始まった。本作は2017年に続いて2度目の観劇になる。特別講義や追悼イベントも楽しみだ(明治大学唐十郎アーカイヴ)。 前回の2017年の公演期間中は、冷 . . . 本文を読む
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2024年10月の観劇と俳句の予定

2024-10-01 | お知らせ
ふ 週中にまたしても最高気温30度の日があるとの予報に加え、「今年の紅葉は12月から」という噂を聞きました。季節がずれ過ぎています。まずは観劇の予定から。*劇団唐組・第74回公演 唐十郎作 久保井研+唐十郎演出 公式サイトはこちら(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17) 『動物園が消える日』 今年も唐組の秋は猿楽通り沿い特設テントに始まる。本作は201 . . . 本文を読む
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劇団民藝公演『ミツバチとさくら』

2024-09-28 | 舞台
*ふたくちつよし作 中島裕一郎演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 10月7日まで 『あした天気になぁれ』、『霞晴れたら』、『野の花ものがたり』に続いて、ふたくちつよしが民藝に書き下ろしたのは、母とその4人の娘たち、その夫や娘、友人、元教師だった母の教え子たちによる賑やかな会話劇である。自分は2017年の『野の花ものがたり』に次ぐ2作目の観劇となった。 ミツバチと . . . 本文を読む
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東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎 東京芸術祭 2024 芸劇オータムセレクション 『三人吉三 廓初買』

2024-09-16 | 舞台
*河竹黙阿弥作 木ノ下裕一監修・補綴 杉原邦生演出(KUNIO)公式サイトはこちら 東京芸術劇場 プレイハウス 29日まで その後まつもと市民芸術館、三重会館、兵庫県立芸術文化センターを巡演 昨年の『勧進帳』(blog記事、通信75号)の収穫を頼りに、2回の休憩を挟んで5時間20分の長丁場に挑戦した。 木ノ下歌舞伎では2014年初演、2015年再演の歩みを進めていたが、コロナ禍のために2020年の . . . 本文を読む
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文学座9月アトリエの会『石を洗う』

2024-09-15 | 舞台
*永山智行(こふく劇場)作 五戸真理枝演出 公式サイトはこちら 信濃町/文学座アトリエ 19日終了 永山作品観劇の記録→1,2 物語は東日本大震災の前の年、2010年に始まる。九州の熊本の小さな村に暮らす人々と、郊外から都心へ通勤する福島出身の男性とその周辺を行き来しながら進行する。 開演して観客を戸惑わせるのは、特殊な形式の戯曲である。登場人物はそれぞれ自分の台詞を発語すると同時に、「 . . . 本文を読む
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