因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋通信30号完成

2008-09-21 | お知らせ
 因幡屋通信30号が完成し、各劇場宛に発送いたしました。今回は薄いブルーです。印字も薄くてかすれ気味、お読みづらいと存じますが、次回から改善の努力をいたします。お許しくださいませ。お題は以下の通り。
*「再会」shel公演『Little Eyolf ちいさなエイヨルフ』より(1,2,3)
*「殺すなかれ」グリング公演『ピース-短編集のような…』より(1,2)
 演劇批評には大きく分けて2つのタイプがあるそうです。
 ①ある舞台をみて、そのリアクションから書こうとするもの
 ②もともと自分の中に何か書きたいものがあって、ある舞台を動機にして、それを表わそうとするもの
 自分は典型的な①タイプでしょう。今回もいろいろな作品に助けられました。それぞれブログ記事をリンクいたしますので、合わせてお楽しみくださいますよう。
 同じくえびす組劇場見聞録29号も完成です。
*「友達にはなれないが」モナカ興業公演『点滅する秋』より
 今回えびす組のマーガレット・伊万里嬢がグリングの『ピース』を取り上げておりまして、因幡屋のお題と重なりました。以前にもこんなことがあったのですが、や、ほんとうに偶然です。

 ベニサン・ピットが来年1月に閉館の由、新聞報道で知りました。93年初夏の『テレーズ・ラカン』(デヴィッド・ルヴォー演出)以来、自分にとってなくてはならない大切な劇場になりました。どれだけ刺激を受け、充実した演劇体験ができたか、言葉にはし尽くせません。因幡屋通信、えびす組劇場見聞録も創刊当初から設置していただいたこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。豊かな時間をありがとうございました。劇場はなくなっても、そこでみた舞台のことはいつまでも心に残るでしょう。

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