因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2021年12月の気になる舞台と俳句の予定

2021-12-01 | お知らせ
 もう12月(絶句…)。感染者数は激減していますが、新しい変異株やインフルエンザなど、まだまだ安心はできません。作り手の方々の労苦に応えるべく、これからも注意して過ごします。

*シアターX カバレット ろびい寄席2021
 新井恵美子作 ひいらぎのりこ構成『モンテンルパの夜明け』
 フィリピンはモンテンルパの刑務所に、BC級戦犯として収容された多くの元日本兵の命を救った歌を作った人々の物語。語りは御年91歳の阿部壽美子!
*文学座『Hello~ハロルド・ピンター作品6選~』
*COCOON PRODUCTION 2021
 唐十郎作 金守珍演出『泥人魚』劇団唐組による2003年の初演(未見)はこの年の演劇界を席巻、多くの演劇賞に輝いた。今回楽しみなのは、テレビドラマや映画の話題作出演続々の磯村勇斗。
十二月大歌舞伎
 〈歌舞伎座の絨毯踏みつ年忘 渡辺水巴〉昨年と今年、演劇界の混乱と苦悩は察して余りある。いまだに客席は半分で大向うも聞けないことは淋しく、高揚感を欠くときも確かにあった。けれどもさまざまな工夫を重ねながら歩みを止めないでくれたことには感謝しかない。ほんとうにしみじみしてしまう。
*演劇集団円+シアターX提携公演 円・こどもステージ40周年 岸田今日子記念 
 水木しげる原作 京極夏彦脚本 内藤裕子演出
 『河童の三平』 A3サイズの立派な公演チラシを見て、「これは観ないと」とつぶやく方を何人も目撃した。原作、脚色、そして演出の三拍子が揃い、小さな人たちとその付き添いの方々とともに楽しめますように。
新宿梁山泊 李麗仙追悼特別公演 唐十郎作 金守珍演出『少女仮面』
 今年6月に逝去した不世出のアングラ女優・李麗仙を偲んで。
朱の会 小公演Vol.1(1,2,2',3
 年に一度の朗読公演に加えて、今年から小公演を行う。主宰の神由紀子はじめ、高井康行、玉木文子、佐藤昇の4名がそれぞれ1編を読む。
パラドックス定数 第47項 サンモールスタジオ提携公演  野木萌葱作・演出『vitalsigns』劇団先行予約開始早々サーバーがダウン。復旧はいつ?!と気を揉んだが、Twitterで深夜から朝にかけて情報交換があり、何とか予約完了。(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29
*演劇ひとりぼっちユニット・あんよはじょうず。#3 
 高畑亜実作・演出『地獄変をみせてやる。』12月29日から1月2日という(大みそかは休演)公演スケジュールだが、唐組の久保井研客演とあっては。

 以下は、からだがふたつないために行けない公演です。残念無念。ご盛況でありますよう。
☆演劇集団池の下第28回公演 ハロルド・ピンター作 長野和文演出『いわばアラスカ』
☆さくらさろん vol.46 クリスマススペシャルライブ
 パントマイミスト・山本さくらのソロパフォーマンスが、荻窪のかふぇ&ほーるwith遊にて限定10名(!)という贅沢。オンライン配信、録画配信もあり。
☆JACROW #31.5 中村ノブアキ作・演出『パブリック・リレーションズ』 
 初演は9年前。このたびはダブルキャストの番外公演で再びの披露となる。

 俳句関係は次の通り。
*かさゝぎ俳句勉強会・・・季語は「年忘」、枕詞は「くずのはの」、「やすみしし」
*十六夜句会・・・1年4か月ぶりのリアル句会なるか?!「冬木立」、「乾鮭」
*金星句会・・・いつもより1週早めてのオンライン開催「牡蠣」「クリスマス」

公演のサブタイトルは何と拙句!
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