6月はいつもの句会に加えて鍛練合宿句会がありました。自分の俳句力がいかにその場しのぎのつたないものであるかがよくわかり(涙)、作句も選句も、なぜこれに気づかないのかと情けないやらあきれるやら・・・。
いつにも増して、今回は指南役の方の熱意に頭の下がる思いです。こんなにも熱意と期待を忍耐をもって、自分たちの句をひとつひとつ批評し、より確かで豊かな俳句が作れるよう導いてくださる。
がんばらないと申しわけありません。
7月の兼題は演劇人の会が「夏芝居」と「汗」、金星句会が「苺」と「炎昼」であります。
ふたつの句会は形式も雰囲気も大きくちがいます。昨年春から参加しているのが金星句会。これはもう「ガチ」の句会でして、参加者12~13名が毎月それぞれ5句を提出し、当日は60あまりの作品に対して喧々諤々の批評と議論が展開されます。
いっぽう昨年秋にはじまった「俳句をつくる演劇人の会」では、当日その場で5句を提出し、その場で選句を行うもの。どちらがきついかといえば前者の金星ですが、句会当日ぎりぎりまで時間があるとはいえ、即選句する演劇人の会にもそれなりのむずかしさがあります。
昨年秋に池上本門寺と洗足池周辺の吟行句会のとき、俳句はじっくり作ることも大切だが、瞬発力も必要であることを体験しました。演劇人の会にはそれに似た力が要求され、ただ楽しいとは言っていられないものでもあるのです。自分は句会を楽しいと感じる余裕もないので(苦笑)、どちらも一生懸命やるしかありません。
知らないことやできないことは、もしかすると宝かもしれませんね。これから知り、できるようになるかもしれないのですから。
さて7月の観劇予定は以下のとおりです。
*青☆組vol.20『星の結び目』 吉田小夏作・演出(1,2)
ハイリンド結成以来座長をつとめてきた多根周作が、この舞台をもって演劇活動を休業するとのこと。先日劇団サイトに発表された。ただただ驚くばかりであるが、「休業」であることに望みを託し、渾身の舞台を心に刻みつけたい。
*追加の1本!
劇団→ヤコウバス第4回公演『嘘と月-ひとり道化師の、嘘と月-』
気になりながらタイミングが合わず見のがしていたヤコウバスに、因幡屋もやっと乗車いたします。
*七月大歌舞伎
海老蔵と玉三郎、当代きっての人気役者による「夏祭浪花鑑」。
*「非戦を選ぶ演劇人の会」ピースリーディングVOL.17『あなたは戦争が始まるのを待っているのですか?』 (1,2,3,4)
今年もピースリーディングの季節がやってきた。
*劇団フライングステージ第39回公演『PRESENT』 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14)
2003年に初演された同作品の改訂による再演である。因幡屋がフライングステージの舞台をみるようになったのは2005年からだ。自分が知らない舞台に再会できる。
*猫の会番外公演「猫のサロン~家族のはなし」 (1,2,3)
主宰の北村耕治の戯曲2本が交互上演される。元田暁子演出『クツシタの夜』、田中圭介演出『水底の静観者』。いずれも数年前に初演されており、「いまこの瞬間に上演するほうがずっと適切なように思えます」(公演チラシ)とのこと。これも自分が出会う前の猫の会作品との再会を楽しみに。
*くちびるの会第1回公演『旅人と門』
声を出すと気持ちいいの会主宰の山本タカ(1,2,3,4,5,6,7,8,9)が、新しい創作の場を立ち上げた。旗上げを体験できる喜び。
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