因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

追加しました!2019年5月観劇と俳句の予定

2019-05-01 | お知らせ

観劇予定を2本追加いたしました。いずれも月末です
 平成から令和に年号が変わること、というより天皇皇后両陛下が代替わりすることにはやはり言葉にしがたい感慨があります。観劇も俳句も相変わらずのあわただしさですが、一つひとつを丁寧に体験することを心がけようと。未確定のものも含めて、まずは観劇から。


*唐組第63回公演1,2,3,4,5,6,7,8 唐十郎作 久保井研+唐十郎演出『ジャガーの眼』今年は「唐十郎´85傑作選」として春は『ジャガーの眼』、秋は『ビニールの城』が上演される。春公演はすでに大阪は南天満公園で初日の幕が開いており、東京は新宿・花園神社と雑司ヶ谷・鬼子母神を行き来し、今回はじめての宮城県石巻市中瀬公園を経て6月下旬長野市城山公園ふれあい広場まで、2か月に渡る旅が始まった。唐十郎と寺山修司が交錯する劇世界。2015年の「日本の三十代」で観劇した『ジャガーの眼2008』は今でも鮮烈な印象が残る。さて本家の『ジャガー』やいかに?!

★唐十郎喜寿記念 劇団唐組30周年記念 清水博純写真展「劇団唐組 紅テント・闇と光の軌跡」5月9日~15日@アイデムフォトギャラリー「シリウス」写真集同時刊行、トークショーもあり。
加藤健一事務所vol.105 ロナルド・ハーウッド作 小田島恒志、則子翻訳 鵜山仁演出『Taking Sides~それぞれの旋律~ 』第二次大戦後のフルトヴェングラーと、彼のナチスへの協力の疑惑を抱く連合軍取調官アーノルドの攻防。3月に観劇したパラドックス定数の『Das Orchester』が描いたあとのフルトヴェングラーということになる。それにしても本公演、平日夜の公演が2回しかない。さまざまな事情と配慮があってのことと思うが、学業や勤めを終えて芝居を見たいと願う観客は少なくないはず。
*文学座5月アトリエの会 戌井昭人作 所奏演出 『いずれおとらぬトトントトン』
 アトリエの会は今年70周年を迎え、2020年までのテーマを「演劇立体化雲合―これからの演劇と岸田國士―」とした。その第一弾が、2017年、『青べか物語』で観客をけむに巻いたコンビによる書下ろしの新作である。映画の『カッコーの巣の上で』がベースになっているとのこと…それよりも本公演が案内されている「文学座通信」2019年4月号に掲載されている岸田國士の1950年11月1日発行「文学界」への寄稿の内容が大変にリアルだぞ…。岸田が指摘していること、日本の演劇状況は、今でも当時とさほど変わらないのではないか。
*堀越富三郎企画 語りライブ 楽語会VOL.4
 前回が第1回だったのだろうか。あれから少し足が遠のいていた。朱の会1主宰の神由紀子1,2,3,4は初回から続けての出演だ。会場となる荻窪のかふぇ&ほーるwith遊も楽しみ。
日本のラジオ『カケコミウッタエ』1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13
 
三鷹市芸術文化センター星のホール開催の太宰治作品をモチーフとした演劇公演第15回に登場する。キリストを裏切ったユダの愛と憎しみの告白劇がどうなるのか。
【追加の観劇はこちら】
*studiosalt(スタジオソルト。以下ソルト)番外公演 初期作品記録映像上映&リーディング1,2,3,4,5,6,6`,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21
 5月30,31日→2004年5月、STスポットでの旗揚げ公演『父の骨』
 6月13、14日→2005年5月、今は無き横浜相鉄本多劇場で上演の『garden』
 初期からのメンバー(主宰の浅生礼史、作・演出の椎名泉水)はじめ、その後に入退団の俳優、現在活躍中の若手の加わった座組で「あのときのソルト」から「今のソルト、これからのソルト」を体験する企画。自分のソルト歴は2006年冬の横濱リーディング「福田恆存を読む!」からなので、上記2本は今回が初めての観劇となる。
*リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」
 トライストーン・エンタテイメント主催(1,2,3)2018年に兵庫県立芸術文化センターでの初演の好評を得て、今回東京、兵庫2劇場での公演となった。カーヴァーの小説を村上春樹が翻訳し、演出は気鋭の谷賢一。仲村トオル、手塚とおる、平田満、矢崎広がふたりずつ日替わりで上演される。

 俳句関連の予定は以下の通り。
*十六夜句会…今回は新年と同じく極(きわみ)句会との合同になります。兼題は「麦秋」「薬刈」。
*かさ〱ぎ俳句勉強会…「薫風」「時鳥」(ほととぎす)「余花」あっ今度は久々に発表の担当でした。ああっあさってが4月の課題〆切です。
*演劇人句会…「薄暑」「茶摘」詠み込み(ダン)
*金星句会…「麦秋」「筍」
 俳誌「銀漢」に「久保田万太郎覚書」の連載を始めて、早や折り返し地点に来ました。万太郎について知るほどにますますのめり込み、なのに書けないの繰り返しで毎回四苦八苦の青息吐息ですが、最後までこけないように走り抜きます。

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