演劇評論家の江森盛夫さんが旅立たれました。江森さんは「噂の真相」はじめ「悲劇喜劇」、「シアターアーツ」などの誌面のみならず、ブログの「江森盛夫の演劇袋」の更新はほぼ毎日で(つまり毎日毎晩観劇なさっていた!)、いつも楽しみに拝見していたものです。直接お話する出会いが与えられたのは2010年秋、東京工業大学での講演会「わたしの子役時代」でしたが、2013年からは神保町の「銀漢亭」で月1回開催の「俳句を作る演劇人の会」でご一緒させていただきました。ほんとうに温かく楽しい方で、みんな江森さんが大好きでした。あつかましくも因幡屋通信を毎号お手渡ししますと必ずブログでご紹介くださって、光栄というか恐縮というか…。ほんとうにありがたかった…。コロナ禍で句会が開けなくなり、劇場でもお目にかかることがなくなってもう2年近く。桜の咲く前のお別れとなりました。
おめもじの叶った講演会の感想と、その記録がまとめらた紀要(画像添付)についての当ブログの記事を再度掲載し、わたくしからの追悼といたします。お目にかかれたこと、いろいろなお話を伺えたこと、演劇と俳句によるご縁に心より感謝いたします。
・・・ほんとうを言いますと、会えないままにお別れしたせいでしょうか、お亡くなりになったという実感がないのです。江森さん、どこかの劇場にいらっしゃるのではないですか?またお話したい、いっしょに俳句が詠みたいです。
2010年10月14日 講演会「わたしの子役時代~江森盛夫」
2011年4月10日 目で読む講演会『わたしの子役時代』
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