因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2019年7月の観劇と俳句の予定

2019-07-03 | お知らせ

 6月の観劇記録をあげていないものがまだ数本あるというのに、7月になってしまいました。
山本さくらパントマイム第49回公演『ギフト』(1
 公演チラシ掲載の山本さくらの挨拶文は、終末医療の緩和ケア病棟でパントマイムを披露したときのことが記され、心に染み入る。パントマイムという表現活動は山本さくらの生きる喜び、与えられた幸福、まさにギフトであると。オカリナとの共演も楽しみのひとつ。
*新国立劇場小劇場 野木萌葱作 小川絵梨子演出『骨と十字架』
 パラドックス定数の野木萌葱1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28の書下ろし。つい先日出演俳優のひとりが病気により降板し、代役が発表された。座組は獅子奮迅の追い込みと察する。受け止めたい。

劇団1980 第69回公演『夕食の前に』(1
 今なお紛争が続く中東のシリアの首都ダマスカス出身の詩人ヤーセル・アブー=シャクラによる本作は、2015年「紛争地域からの演劇シリーズ7」でリーディング上演され、今回が日本初の本格的な舞台化となる。
*林光・歌の本Ⅰ~Ⅳ全曲を歌うアンコール公演(1,2
 全公演制覇を意気込んでいたのが途中予約に出遅れて聞き逃した回もあり、このたびのアンコール公演は嬉しい限り。テノール金子左千夫は曲間のトークも楽しく、ソプラノの中馬美和もなかなか芸達者な方、ピアノの大坪夕美は歌うふたりの心強い相棒だ

*さいたまネクスト・シアター 世界最前線の演劇3 『朝のライラック』
 ガンナーム・ガンナーム作 渡辺真帆翻訳 眞鍋卓嗣演出 武装組織の支配下にある中東の町に住む若い夫婦に起こった非情な出来事とは?2015年実際に起こった事件に想を得て書かれた作品。心して。
*劇団民藝 夏の稽古場公演『ハンディマン』 
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38 ,39,40)ロナルド・ハーウッド作 渾大防一枝翻訳 西部守演出 イギリスで静かに暮らす老人が、第二次世界大戦中のユダヤ人大量虐殺に関与したとの嫌疑を掛けられる。先月観劇の印象が冷めやらぬ『闇にさらわれて』は、ナチスがまさに台頭せんとしていた1930年代のベルリンが舞台であった。遠ざかるその記憶と、浮かび上がる爪痕。

 番外編として
*松竹ブロードウェイシネマ『ロミオとジュリエット』
 演出はデヴィッド・ルヴォー!東劇で3週間の限定上映、忘れないように。 

 句会の兼題等々以下の通りです。
*かさゝぎ俳句勉強会 「空蝉」「夏越」「蓮」…1日終了。これまで一度も詠んだことのない季語ばかり、勉強には絶好の機会だったが欠席いたしました。
*十六夜句会 「パリ祭」「土用」…明日だ!しかし1句もできていない!!
*金星句会 「蚯蚓」(みみず)「夜店」…いつもより1週間早い開催。
*演劇人句会 「青山椒」「暑気払」詠み込み(そろ)…

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