おかげさまで因幡屋通信最新号の50号が完成し、本日設置先に発送いたしました。とくに記念号的な企画もせず、相変わらずの因幡屋ですが、お読み下さったすべてのみなさまに御礼申し上げます。ありがとうございました。
取り上げたのは恐れ多くも文学座の、いや日本を代表する名舞台『女の一生』であります(観劇後のブログ記事はこちら)。
しかしタイトルは「悪いお客さん~観客の功罪~」。ある演劇評論家の方(先日急逝された方ではありません!)のあのひと言がきっかけになりました。
演劇を好き嫌いのくくりで考えることはできるだけ避けていますが、「『女の一生』が好き」とはっきり言える、数少ない舞台です。それはどうしてだろうと毎回探しながら、そして予想していなかった贈り物をもらって帰る。この舞台に出会えたことは自分の演劇人生にとって幸せなことでした。舞台のことだけ考えるのではなく、客席に身を置く自分のあり方を考える。このつぎ『女の一生』に会える日に、自分はどれだけ成長できているだろうか。『女の一生』をめぐる観客論・・・でしょうか?
えびす組劇場見聞録は49号を迎え、今回は三月大歌舞伎で通し上演された『菅原伝授手習鑑』より、「寺子屋」の段について書いてみました。歌舞伎に親しみはじめたころにみた演目のせいでしょうか、上演のたびにどうしても見たくなってしまいます。観劇後のブログ記事はこちら(1,2)。WEBサイトでもお読みいただけます。
クロネコメール便が廃止されたことに伴い、今回から因幡屋通信とえびす組劇場見聞録を普通郵便やレターパックで発送いたしましたが、結果として設置先一箇所にお届けする部数を減らさざるを得なくなりました。こうなったら少しずつになっても、設置個所をひとつでも増やしたいと願っております。劇場だけでなく、ギャラリーやフリースペース、カフェ、居酒屋など、もしお心あたりがありましたら、本記事にコメントにてぜひお知らせくださいませ。また公演のチラシ折込もお声がけいただけると嬉しいです。もろもろ、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
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