今年度のテーマにおける取り組みでは,主に中学部2,3年生の「職業・家庭」で取り組んだことを報告しました。2年生では「毎日の食事を見つめよう」という単元で,授業参観日を兼ねて保護者も一緒に,朝ごはんの内容を見直すことができました。3年生では,「リクエスト献立を立てよう」という単元で,栄養教諭の指導も受けて,バランスの良い食事について学習し,自分が食べてきた朝ごはんについてもバランスが良いかどうかを確認することができました。そのほか,毎年実施している「食育キャンペーン」と同時期に「朝ごはんを食べよう」週間を設定して,児童生徒がその日に食べてきた朝ごはんを簡単にチェックして見直せるようにしたり,委員会活動の中で,食に関するポスターを作成,掲示したり,給食時に校内放送を活用して朝ごはんに関するクイズを行ったりしました。
保護者や教職員からは,子どもたちに関わる健康問題について,たくさんの質問がでました。それに対して学校医からわかりやすく返答していただきました。いくつかご紹介したいと思います。
い方法があるか?
A:ガラガラうがいができるように練習できるとよいが,できない場合は,クチュクチュうがいでも,しないよ
りはよい。喉を潤すとよく,お茶を飲むだけでも良い。ウイルスが気管に付着していなければよく,ウイル
スが胃に到達すれば,胃酸でやっつけられる。
Q:熱はないが,だるそうな様子で明らかに体調が悪そうなときの対応はどうしたらよいか。
A:体温と重症度は関係ない。体温だけで判断してはいけない。体調が悪そうな様子が見られれば,帰宅を勧め
家で様子を見てもらってほしい。