9月30日(金)、茨城県障害者就業・生活支援センターかすみより講師の方をお招きし、「卒業後の就労定着における現状と課題 ~企業が求める人材と資質(在学中から身に付けておくべき力)~」について職員研修を実施しました。
当日の実施にあたっては、対面での参加人数に制限を設け、校内においてオンラインでも参加できる形で、多くの職員が強い関心をもって研修に臨みました。
講話の中で特に印象的だったのは、「就労に向けて身に付ける必要のある力について」、「就労後のトラブルや悩み事について」でした。
就労に向けて身に付ける必要のある力としては、①基本的なルールの理解(遅刻・欠勤の連絡、身だしなみ、働くルール、健康管理など)、②社会生活力(挨拶、会話・言葉遣い、仕事上の報告・連絡、協調性など)、③作業態度(集中力の維持、指示理解、作業の正確性・丁寧さ、忍耐力・責任感など)、④作業遂行力(判断力、体力、作業意欲、危険認知、作業スピードなど)が挙げられていました。
また、就労後に仕事上のトラブルや悩みを抱えるケースが少なくないとのことで、主に職場での人間関係、仕事内容に関すること、柔軟な対応への困難さなどが要因になっているようです。そのため、就労後のサポート体制について、「就労がゴールではなく、就労してからもご家族のサポートを継続していただきたい。」とのお話がありました。
今回の研修を本校職員にとっての貴重な学びの機会とし、児童生徒一人ひとりに応じた進路指導により一層つなげていきたいと考えます。
進路指導部進路支援係