第2学期終了・・・ご理解・ご協力に感謝いたします。
実り多かった2学期も本日で終了します。どの児童生徒も,1学期に比べ,落ち着きが増し,授業への集中力が高まったように感じます。その理由としては,日々の授業の積み重ねや友達や教師との関わりをはじめ,校外学習,交流及び共同学習,現場実習,運動会,スポーツフェスタ,特スポなど,いろいろな教育活動によるところですが,何より,毎日,規則正しい生活リズムを確保していただくなど,ご家庭の協力あってのものと思います。保護者の皆様には,今学期もいろいろとご支援いただき,ありがとうございました。
2学期,うれしかったこと・・・あいさつの輪が広がってきました。
登下校時や廊下でのすれ違いに,自ら元気よくあいさつしてくれる児童生徒が増えました。各学年であいさつ運動を行ったり,児童生徒会役員が集会で伊奈特3つの取組(あいさつ・掃除・思いやり)を呼び掛けたりしていましたので,その成果が出たものと思います。「あいさつが自らできるようになる」ということは,進路学習の一つです。高等部卒業後の進路選択に少なからず影響します。広い意味では,豊かに生きるために大切な力になります。人は,協力したり助け合ったりしながら生活していますが,その最も基本的な力があいさつと言われています。3学期も,目と目を合わせる,ハイタッチするなど,その子に合ったあいさつの方法を駆使して,あいさつの輪がさらに広がっていくことを願っています。
防災について・・・福祉避難所としての本校の役割を話し合いました。
本校は,昨年度末につくばみらい市の福祉避難所に指定されました。しかし,実際に大規模災害が起きた場合の具体的な活動内容が不明でしたので,過日,つくばみらい市の防災担当者,地域代表者,PTA本部役員,本校職員による防災連絡会議を実施しました。
会議の中で,水害が起きた場合の避難所としては不向きなことが確認されたほか,受け入れる対象は,一般避難所で生活困難な障害者,高齢者,医療的な配慮を要する方などになることが確認されました。また,つくばみらい市以外に在籍する児童生徒の受け入れ方法や,避難生活をする場所の選定,受け入れ可能な人数の想定,子どもたちの心的ケアの方法,ヘルプカードの活用方法,学校再開の手順,備蓄倉庫の設置場所などについても課題として挙がりました。
課題は山積していますが,3学期から次年度にかけて,つくばみらい市以外の防災担当者とも連携を図ったり,福祉避難所運営の専門家とも相談したりしながら進めてまいります。さらに,PTAの本部役員などとも連携して,本校に避難する必要性がある人が確実に利用できるような体制づくりに努めていきたいと思います。
17日間の長い冬休みになりますが,健康で怪我することなく,元気に過ごしてほしいと願っています。保護者の皆様も,よいお年をお迎えください。
平成30年12月21日 大森 保徳