強い人は、本当に基本ができています。
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将棋の史上最年少棋士・藤井聡太六段(15)が、25日に全国3会場で開催された「第15回詰将棋解答選手権」のチャンピオン戦に出場し、小学6年(当時二段)だった2015年からの大会初の4連覇を果たした。
対局でも発揮している終盤力は詰将棋で培ったもので、改めて強さを証明してみせた。
詰将棋の解答の正確さ、速さを競う大会で、初級戦、一般戦との3段階があり、チャンピオン戦は、39手詰め以内の10問に挑む最高峰の大会。“光速の寄せ”谷川浩司九段(55)らプロ棋士に、女流棋士、奨励会員、アマチュアの過去最多105人が参加し、藤井六段は名古屋会場で参加した。
大会は各90分間の2ラウンド制(5問ずつ)で行われ、解答の点数が同じなら、解答タイムが早い方が勝るルール。藤井六段は第1ラウンドを55分で答え終え、全国でも唯一の50満点で前半戦を1位でクリア。続く第2ラウンドもさえ渡った。
藤井六段はチャンピオン戦参加5年目の15年に100点満点で最年少優勝。プロ入り後は2年連続となるV4を決めた。
将棋の史上最年少棋士・藤井聡太六段(15)が25日、全国3会場で開催された「第15回詰将棋解答選手権 チャンピオン戦」に名古屋会場から出場し、大会史上初の4連覇を果たした。
2011年に最高クラスのチャンピオン戦に初参加し、小学6年(当時二段)だった15年からのV4。「毎年楽しみで参加しているので、プレッシャーはなかった。来年もぜひ出たい」と5連覇を目指す意向だ。
谷川浩司九段(55)らプロやアマの過去最多105人が参加。「最近、(詰将棋を)解くことがなく、今年は全く自信がなかった」というが、唯一、全問正解の100点をマークした。90分、5問ずつの2ラウンド制(計10問)で、前半戦は55分で解いて退席。後半戦は51分でクリアしたが、会場内に残って入念に確認する余裕もあった。満点は15年の初V以来、自身3年ぶりだった。
対局での驚異の終盤力は、詰将棋の鍛錬に裏付けされているといわれる。「最近は上達法としてはやっていないですが、始めた頃はたくさん解いて、基礎になったかな」と話していた。
藤井聡太六段 100点満点で大会初の4連覇 詰将棋解答選手権チャンピオン戦
将棋の終盤力を鍛える詰め将棋は藤井が幼少期からのめり込み、数々の記録を達成してきた強さの原点でもある。藤井は前半、全3会場で最速の55分で回答を終え退室、5問全てに正解で単独トップに立った。時間に関係なく全問正解なら優勝できる後半は、慎重に時間を使い切り念入りに確認する勝負師らしさも見せながら“ラスボス”と呼ばれる最難関の第10問もクリア。12歳で初優勝した2015年以来、自身2度目の100点満点を叩き出し、2位以下を大きく引き離した。
競技は前後半各90分で、39手詰以内の詰め将棋を解く正確さと速さを競う。1問10点、前後半各5問の100点満点。15回目の今年は東京、大阪、名古屋の3会場に分かれ、プロ棋士をはじめ奨励会員、アマチュアら105人が同じ条件で出場した。谷川浩司九段(55)、行方尚史八段(44)、広瀬章人八段(31)らトッププロも参加している。
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