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菅氏自身が、「放射能」

2011年04月23日 13時48分20秒 | 時事放談: 国内編

「宿命」だと言われても、国民としてはわが身の「運命」の苛烈さを思うばかりです。

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首相、続投意欲も… 2次補正「菅抜き」大前提 党内外から強まる逆風(産経新聞) - goo ニュース

2011年4月23日(土)08:00

 菅直人首相は22日の記者会見で東日本大震災からの復興を「宿命」と表現し、政権への執着心を見せた。だが、民主党の反「菅」勢力はそうは受け止めてくれない。平成23年度第1次補正予算案が来月2日に成立するめどが立ったことを受け、与野党の目は早くも本格的な復興策を盛り込む10兆円規模の第2次補正予算案に移っており、「菅抜き」はその大前提となりつつある。

 「亡くなった皆さんが声なき願いを強く伝えている。『素晴らしい日本を作ってほしい』と。大震災のときに首相という立場にあったのは一つの宿命だ」

 首相は22日の記者会見で続投への意欲をみなぎらせた。「震災と原発事故の2つの危機を乗り越えていく道筋が見えてくれば政治家として本望だ」とも述べた。首相の頭に「退陣」の二文字はみじんもない。

 とはいえ、正副官房長官は同席せず、NHKの中継もなし。首相の「言葉」は日に日に軽くなっている。

 民主党内の風当たりも強まるばかり。22日の衆院本会議開会直前には、ひな壇の首相に民主党の黒田雄、石井章両衆院議員が詰め寄り、抗議文を手渡した。

 「トリガー条項の凍結は被災者に大きな負担増を強いることになる」

 税制特例法案にガソリン価格高騰時に揮発油税を引き下げる「トリガー条項」の凍結が盛り込まれたことへの抗議だった。2人は小沢一郎元代表を支持するグループ「北辰会」の代表世話人。トリガー条項は小沢氏が主導で設けただけに2人の後ろに小沢氏の影がちらつく。法案採決では民主党席から「異議あり!」とヤジが飛んだ。

 「『消費税3%引き上げ』などと統一地方選で頑張っている人を後ろから刺すような記事が出ている。これは真実なのか?」

 本会議に先立つ党代議士会では網屋信介衆院議員が執行部にこう迫った。「そうだ!」と拍手。代議士会の執行部批判はもはや風物詩となってしまった。

 小沢氏は本会議場に姿を現さなかったが、都内の個人事務所に側近議員を呼び、不満をぶつけた。

 「政府の対応が後手に回っている。本当にこの政権でよいのか?」

 緊急性を要する1次補正は反対しにくいが、規模が1ケタ違う2次補正まで首相にやらせるわけにはいかない。与野党にそんなコンセンサスができている。

 焦点は2次補正の財源。「バラマキ4K」といわれる子ども手当、高速道路無料化、高校無償化、農家の戸別補償の見直しは不可避だが、これは政権交代の「正当性」をぐらつかせかねない。かといって見直さなければ自民、公明両党の協力は得られない。

 自公両党も本格的な復興を首相に任せる気はなく民主党との協調も「菅抜き」が絶対条件となる。安倍晋三元首相は22日夜、BS番組に出演し、こう突き放した。

 「1次補正が成立したところで首相も虚心坦懐(たんかい)に果たして自分でよいのか自ら問うてもらいたい」(加納宏幸)

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こんな状況下、産経の阿比留瑠比記者が、面白い論説を書いています。

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【政論】首相は「歩く風評被害」(産経新聞) - goo ニュース

2011年4月23日(土)08:00

【政論】

 ■東日本つぶれる、20年住めない…軽はずみな発言

 東京電力福島第1原子力発電所の事故は、放射性物質(放射能)をまき散らすだけでなく「風評被害」という副産物も生んだ。菅直人首相は22日の記者会見で「外国首脳が日本に駆けつけ『ある部分を除いては外国人が来ても大丈夫だ』『いろんなものを食べても大丈夫だ』と発信してくれている」と人ごとのように語ったが、ちょっと待ってほしい。事態をより深刻にしてきたのは首相自身ではないか。「思いつき」だけの軽はずみな発言を続ける首相はもはや「歩く風評被害」というほかない。

 「最悪の事態となったとき東日本はつぶれる」

 「(福島第1原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」

 これまで首相はこんな風評を流した。行政の長でかつ「ものすごく原子力に詳しい」と自負する人がこんな無責任な発言をすれば、国内外で「日本、特に福島県の製品・産品は危険なのではないか」と不安が広がっても仕方あるまい。

 ■深まる疑惑

 後者の発言について、首相は直後に「私は言っていない」と否定したが、それならば、なぜ発言を流布した松本健一内閣官房参与を解任しないのか枝野幸男官房長官が「適切な対応を検討する」と解任を示唆してもなおかばい続けるのだから「やはり首相の発言だったのではないか」との疑惑が深まっても文句は言えないはずだ。

 15日には、風評被害払拭を求めて首相官邸を訪問したJA福島の代表団からイチゴとキュウリを差し出され、いきなりこう尋ねた。

 「このまま食べても大丈夫ですか?

 「悪気はなかった」と信じたいが、まるで野菜の放射能汚染にビクビクしているかのような言いぐさではないか。これでは風評被害を払拭するどころか、助長しかねない。

 「福島ナンバーの車が止まっていると『どけ』といわれる。福島県から他県に避難した子供が学校で『放射能がついているんじゃないか』といわれる」

 衆院福島3区選出の玄葉光一郎国家戦略担当相はこう訴えた。私事で恐縮だが、私も自家用車は「いわきナンバー」で義父母は福島県に暮らす。首相はこの窮状をどう受け止めているのか。江田五月法相は「根拠のない思い込みや偏見で差別することは人権侵害につながりかねない」と風評被害を断罪したが、この言葉をそのまま首相にぶつけるべきではないか。

 首相は22日の記者会見で東日本大震災を「危機の中の危機」と断じた。そう認識しているならば毎日国民の前に姿を現して風評被害の根絶を訴えるのが筋だといえる。日本の食料品や製品に海外から疑惑の目が向けられることにも「政府の情報発信のあり方が不信を招いているのではないか」と自問し、誤解を解く努力をすべきだろう。

 ■説明責任は

 にもかかわらず首相は大震災発生以来一度もぶらさがり取材に応じず、官僚や政治家の足が遠のいた首相執務室で、次々に内閣官房参与に起用した原子力専門家らと連日「雑談」に興じているそうだ。自らの説明責任を果たさないまま、参与らを通して風評被害を垂れ流すとは…。

 震災発生後1週間ほど首相が周囲を怒鳴り散らしていたことは有名だが、怒鳴られた秘書官らは「きょうは何ミリシーベルト被曝(ひばく)した」と言い合っていたという

 極めて不謹慎なジョークではあるが、首相がもはや官邸で「放射能」扱いされていることだけは疑いようがない。(阿比留瑠比)

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笑いたくなるほど、同感。でも、笑えないほど、菅氏がひとりで日本のイメージを悪化し続けています。

まずもって、菅氏は「危機」という言葉を使いすぎ。首相ならば、「最大の危機は脱した。もう大丈夫だ」と言うべきところを、そう言わない。人の心が分からないにもほどがあります。

一日も早い辞任を求めます。

 


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