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避難所の方々は、菅氏に幻滅

2011年04月22日 06時46分16秒 | 時事放談: 国内編

首相の勝手な思い込みとパフォーマンスに、被災者の方々はうんざりしているようです。

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首相「自ら伝える」にこだわり…警戒区域設定(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月21日(木)21:30

 東京電力福島第一原子力発電所事故を受けての「警戒区域」の設定を巡っては、菅首相自身が地元自治体に直接伝えることにこだわった。

 21日の福島県訪問も、首相の強い希望で実現したもので、避難所訪問などにも時間をかけた結果、午後6時から予定されていた日豪首脳会談が約30分遅れるという影響も出た。

 ただ、警戒区域の設定を福島県が要望したのは3月30日。実際の設定まで3週間かかっており、その間、避難指示に従わずに自宅に戻る事例も見られ、地元自治体や警察に、強制力のない避難指示の下での対応を求めることになった。政府高官は「避難生活で疲弊している住民に、立ち入り禁止という強制的な措置を取れば反発を強めかねない」との懸念から、設定をためらった側面があったと明かすが、「結果的に対応が中途半端となった」(政府筋)と反省する声も出ている。

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こんな対応ですから、避難所では菅氏は総スカン。まずは、おとなしめの読売の報道から。

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首相に怒号、避難所で「早く帰らせてくれ」(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月21日(木)16:22

 菅首相は21日、福島県の佐藤雄平知事と会談後、福島第一原発周辺の住民らが避難する同県田村市の市総合体育館を訪れた。菅首相が姿を現すと、約50人の避難者からは「早く原発を抑えてくれ」「早く、うちへ帰らせてくれ」と怒号が上がった。

 避難住民の女性(51)は、菅首相の去り際に「早く家に帰らせて」と窮状を訴えた。首相は「全力を尽くします」と応じたという。女性は「どんな思いで生活しているか、わかってほしかった」と声を詰まらせた。

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もちろん、菅氏の首相辞任を強く求める産経は、コテンパンに報道します。

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【東日本大震災】避難夫婦、首相に「無視していくのか」 首相「ごめんなさい」
産経新聞 2011.4.21 16:07

 菅直人首相は21日午後1時前、福島県田村市の避難所である総合体育館を出た。「もう帰るんですか」「無視していくんですか」。首相に向かって同県葛尾村から避難している夫婦が呼び止めた。

 首相は「ごめんなさい。そういうつもりはありませんでした」と謝った。

 呼び止めた夫婦は「生後4カ月の孫を抱えている。この子たちは、これからなんです。先の見えない不安を抱えながらながらやっているんです」と泣きながら訴えた。首相は「子供たちのためにも全力を尽くしてやっている」と答えた。

【放射能漏れ】「殺風景な男だった」首相、避難者の心つかめず
産経新聞 2011.4.21 20:54

 「何もできない。はっきりしない。何とも殺風景な男だったなあ

 福島県富岡町と川内村の住民が避難する郡山市の「ビッグパレットふくしま」。視察に訪れた菅直人首相は、ここでも住民の心をつかめなかったようだ。

 首相は午後1時半すぎに到着。バスから降りて出迎えた避難者に手を振りながら足早に館内へ。

 富岡町の50代の女性は、「牛20頭を放して避難してきた。今さら来られてもねえ。本当は言いたいことがいっぱいあったんだけど」と冷ややかに首相一行を見つめた。

 「にらみつけてやった。先見性がない首相だから原発を止められないのよ。福島県民をなめるな

 介護施設でリハビリの仕事をしていた川内村の横田律恵さん(50)は、「夫が公務員なので応急仮設住宅の順番はきっと最後だろう」という。「だから郡山にアパートを借りて5月から住む。でも私の仕事は見つからない。首相はみんなのそんな気持ちを分かっているのかしら」と憤りを隠さなかった。

 富岡町で一人暮らしをしていた長女のみなみさん(22)は看護師。「郡山でも仕事はみつかりそうですが、一時帰宅は無理でしょうね」という。

 父親が心配して警戒区域設定の後で行う一時帰宅に反対しているという。「春、夏物の服を取りに行きたいけど、こっちで買います」。

 首相は避難所の1区画で富岡町民と“対話”を行った。首相に詰め寄る人はなかったが、「すみませんって言うだけだったな」「首相に言っても何も変わらない」と感想は冷ややか。

他の区画は無言で握手だけして立ち去るケースが多かったという。80代の女性は「ニヤニヤして握手されたが、『頑張ってね』『体は大丈夫ですか』って言ってくれた方がよっぽどうれしかった」。

 首相はこのあと、陸上自衛隊が実施している仮設浴場に立ち寄るなどして、記者団のインタビューに応じたが、地元記者の「県民の言いたいことは」という質問に対し、明確な謝罪の言葉はなかった

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最後の部分は、「県民に言いたいことは」だったのでしょうが、誤植でしょう。でも「県民の言いたいことは」分かりましたかの意味で記者は首相に質問を投げかけたのかもしれません。気持ちは、よくわかります。

しかし、産経だけ出しても不公平ですから、菅氏をかばう毎日新聞の記事も記録しておきましょう。

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福島第1原発:菅首相が避難所訪問 被災者から怒りの声も

 菅直人首相は21日、福島県内に設置された避難所2カ所を訪問し、福島第1原発事故で避難生活をおくっている周辺住民との対話に臨んだ。住民は「本当に我慢している」「もう限界です」と口々に窮状を訴え、首相は「原発が一秒も頭から離れず、全力を挙げて取り組んでいる」と頭を下げた。

 首相はまず大熊町民などが避難している田村市総合体育館を訪問。10分余りの視察を終え、立ち去ろうとした首相に対し、住民たちが「もう帰るんですか」と呼び止め、「ここで生活してみてください」「避難先を回るなら、みんなに声をかけて」などと訴えた。

 首相はその後、富岡町と川内村の避難所となっている郡山市の「ビッグパレットふくしま」を視察。田村市での指摘を踏まえ、当初予定を変更し、施設内のすべての部屋を訪問し、「政府も一生懸命頑張るので、元気で頑張ってください」と呼び掛けた。首相の帰京は予定より1時間遅れ、オーストラリアのギラード首相との首脳会談が30分ずれ込んだ。

 首相は視察後、記者団に「地元のことを考えているつもりだったが、本当に親身になって分かっていたか、と言われると、改めてもっと被災者の立場に立って考えねばならないと痛感した」と語った。【青木純】

毎日新聞 2011年4月21日 20時14分(最終更新 4月22日 1時16分)

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毎日の記事を見れば分かるように、どう見ても実にお粗末な避難所めぐりだったよう。これなら行かなければよかったのかも。

それもこれも地震対策・原発対応が後手後手に回っているせい。きちんとやれていれば、堂々と避難所に行って、「〇〇のことを××までにします」と言えて拍手をもらえるのですから。「がんばってください」、「すいませんでした」、「政府もがんばります」だけしか言えないというのでは、行政のトップとして恥ずかしい限りです。

しかも、いまから「改めてもっと被災者の立場に立って考えねばならないと痛感した」と言われても、被災者の方々は当惑するだけでしょう。

ともあれ、この国難を菅氏のリーダーシップで日本が乗り切るのは不可能であることは確か。早く代わりの人間が現れんもんでしょうか。もちろん、愚かな民主党の政治家は要りません。


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