責任は、駐露大使にだけあるのでしょうか。首相自身の問題が大きいはずです。
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駐ロシア大使更迭へ 大統領北方領土訪問見通せず(共同通信) - goo ニュース
2010年12月23日(木)12:47
政府は23日、河野雅治駐ロシア大使を事実上更迭し、後任に原田親仁駐チェコ大使を充てる方向で検討に入った。ロシアのメドベージェフ大統領による11月の北方領土訪問について、事前の情報収集が不十分だったことを問題視した。政府筋が明らかにした。政府の対ロ外交立て直し策の一環で、早ければ来年1月にも発令する見通し。河野氏は09年2月から駐ロシア大使を務めており、2年未満での交代は異例。
駐ロシア大使更迭へ 北方領土対応で情報収集不十分(朝日新聞) - goo ニュース
2010年12月23日(木)04:03
菅政権は22日、河野雅治駐ロシア大使を退任させ、後任に原田親仁駐チェコ大使を起用する方向で検討に入った。早ければ来年1月にも発令する見通し。河野氏は11月のメドベージェフ・ロシア大統領の北方領土訪問の際の対応が疑問視されており、事実上の更迭と見られる。菅政権の対ロ外交の立て直しに向けた動きの一環だ。
11月1日に、ロシアの最高指導者として初めてメドベージェフ大統領が北方領土を訪問した際、外務省は直前まで「この時期の訪問はない」との判断を官邸に伝えていた。このため、菅直人首相や仙谷由人官房長官らは訪問直前まで「具体的に計画があるかどうかは承知していない」(10月29日の仙谷氏の記者会見)などとして、誤った見通しを繰り返す結果になった。それだけに、政権の受けた衝撃は大きかった。
大統領の訪問後、菅首相は河野氏を一時帰国させて事情を聴き、「情報収集などをもっとしっかりするように」と指示。北方領土問題の進展に向けた体制づくりに入る考えを示していた。
河野氏は同省総合外交政策局長、経済担当の外務審議官などを務め、2009年2月にロシア大使に就いた。就任2年未満での交代となる。菅政権として、ロシアの情報収集や情勢判断の態勢が全体として不十分だったことを認め、責任者の駐ロシア大使を交代させることで、一定のけじめをつける狙いがあるとみられる。
次期大使への起用が検討されている原田氏は、ロシア課長、欧州局長を歴任。対ロ外交の経験が長く、テコ入れの意味があると見られる。今後、情報収集能力の強化をはかるとともに、北方領土問題に本腰を入れて取り組む姿勢を内外に示す考えだ。
前原誠司外相は早ければ2月にもロシアを訪問し、ラブロフ外相と会談。対ロ外交の立て直しの糸口を探る。
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外務官僚を高く評価するつもりはありません。ですが、無能な上司に振り回されるのは可哀そうです。責任を取らねばならない人物は、菅首相を含めて他にもいっぱいいるでしょう。トカゲの尻尾きりは、ひどすぎます。
根本的な外交ミスは、内閣の責任。一日も早いケジメを菅首相自身に要求します。
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