いやあ、ネズミに勝てんでしょう。
**********
築地解体で「ネズミ心配」=場外市場に1万匹?―都は駆除に自信
築地市場(東京都中央区)の解体により、市場内にすみ着いたネズミが押し寄せるのを心配する声が周辺の飲食店から上がっている。行政が駆除を進めているが、総数の把握は難しく、効果は薄いとみる専門家もいる。
築地市場に隣接し、飲食店が軒を連ねる場外市場。夜の通りを歩くと、軒先に置かれた荷物の隙間からちょろちょろと顔を出す小動物が目に付く。
市場内にいるネズミの正確な数は分かっていないが、長年ネズミの生態を研究してきた「ねずみ駆除協議会」の矢部辰男会長(77)は、広さやエサとなる食材の豊富さから「場内には1万匹近くいるのでは」と話す。特に脅威になるのはドブネズミで、汚れた場所を歩き回るため感染症を媒介したり、かじった食材で食中毒が広まったりする危険があるという。
東京都は今年度、約3500万円を投じ、A4サイズの粘着シート4万枚や殺そ剤などを使って市場内のネズミの駆除を進めてきた。担当者は9月末までに計約1800匹を駆除したと説明。「見掛けていた場所でいなくなり、手応えを感じている」と自信を見せる。
しかし、矢部会長は「全体数からみればあまり意味がないのでは。閉鎖に伴い、移転しない場外市場にネズミが真っ先に押し寄せる恐れがある」と話す。場外の海鮮丼店で働く岡田真一さん(53)は「今でさえ多くてごみをあさられているのに、こっちに押し寄せたら大変だ」と心配する。
別の海鮮丼店で働く男性(52)は、店舗の隙間をふさぐなどの対策を取っているという。周辺には野良猫もいるが、男性は「東京の猫はネズミを捕れない。見ていると本能で飛び掛かるけど、逃げられちゃう」と苦笑した。
築地市場の解体工事は11日から始まり、2020年2月まで続く。
解体に伴い、周辺住民らの心配の種となっているのが、市場内外で多数目撃されているネズミの問題だ。築地から逃げ出したネズミが北側の銀座地区や、隅田川を泳いで対岸の勝どき、晴海地区にまで移動する恐れがあり、東京都は駆除作戦を進めている。
都は、敷地周辺で塀がない部分などを高さ1・5メートルのトタン板で囲う「封じ込め」を展開。粘着シートなどで8月に739匹、9月に333匹を捕獲した。
都の担当者は「捕獲数が減っているのは、母数が減っている表れだ」と説明するが、関係者からは「そもそも何匹いるかわからない。根絶はできないのでは」と疑問の声が出ている。
**********
東京の軟弱な野良猫では、たくましいドブネズミには勝てないというのには笑ってしまいましたが、よくわかります。当英語塾INDECの教室を置いている高田馬場でもしょっちゅうドブネズミを見ますが、本当にネコぐらいの大きさで、堂々としています。これは並みのネコでは取り押さえられないだろうとおもいます。往年のアニメ『トムとジェリー』をおもい出して、唖然としてしまうほどです。
賢いネズミは、豊洲に大量移動するのではないでしょうか。豊洲に移った業者の方には、築地のときと同様、ネズミをしつけて、悪さをしないようにするしかないとおもいます。
築地周辺の方も、そういう意識で、ネズミと共存することを考えるほうが得ではないでしょうか。ネズミの完全駆除なんか、現都知事の公約と同じくらい無意味ですから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます