日本人でも2時間5分台で走れるんですね。凄いものです。
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大迫傑 設楽悠太に続き今年2度目の日本新!同一年に男子マラソン日本新2度は65年以降初
1965年以降の男子マラソン日本記録の変遷を見ると、同一年に日本新が2度生まれたのは初。設楽は、高岡寿成(カネボウ)が2002年にマークした2時間6分16秒を16年ぶりに更新。大迫は8カ月足らずで、さらに塗り替えた。
大迫、レース前に語った日本新 「無理な記録ではない」
朝日新聞 2018年10月8日00時20分
7日のシカゴ・マラソンで日本記録を更新した大迫傑は42・195キロを滑らかに走り抜けるマネジメントにたけている。無理に前半からスピードを上げることはないし、レースが動いた時にも前の走者につくか、つかないか、残りのエネルギーを量って瞬時に判断できる。「自分と対話し、100%の力を出し切る」。これが哲学だ。
この日も25~30キロを14分27秒、次の5キロも14分31秒と日本選手としては驚異的なスプリットでカバーし、アフリカ勢やファラー(英)らと終盤まで優勝争いを展開。その先に日本新記録があった。
レース前々日の囲み取材で大迫は、同学年の設楽悠太の持つ2時間6分11秒の日本記録について「(気象条件など)すべてがマッチすれば無理な記録ではない」と言っていた。ただ、こう続けた。「1キロごとに42回も記録のことを意識するか、と言えば、そんな気持ちのスタミナはない。やはり勝負に徹して、それに記録がついてくればいい」
早大3年の終わりに渡米し、長距離の精鋭が集まるナイキ・オレゴンプロジェクトを視察した。元米国記録保持者のアルベルト・サラザールヘッドコーチに認められ、プロジェクトに加わって4年になる。「いい環境、いい指導者に恵まれた。長いプロセスを経て、故障せずにここまで来ていることを誇りに思っている」
2年後の東京五輪を当然視野に入れている。ただ、過度に入れ込むことはない。男子マラソンの世界記録は2時間1分台に突入している。「設楽も含めて同世代がここまで頑張ってきた。今後も切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」。静かな口調でそう言っていた。(シカゴ=堀川貴弘)
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大迫選手としては、練習環境・レース装備を整えてくれるナイキには本当に感謝でしょう。ナイキがなければ、いまの大迫選手はありませんから。
そして、ナイキの期待に応えた大迫選手は、立派なものです。アジア人でこのスピードをもつこの人なら、2時間5分切りもやれてしまい、アフリカ勢と互角の戦いができる予感がします。これからが、さらに楽しみです。
それにしても、1年間で2億円の太っ腹。日本実業団陸上連合は、うれしい悲鳴でしょう。来年も、再来年も、1億円もらえる選手が現れることをファンとしては強く願います。
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