アメリカと中国という超大国が、これからどのような関係を構築できるか。新冷戦とでも呼びたい状況下、アメリカでは中国との付き合い方が議論の的になっています。
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軍事交流、米で論争 「中国軍を利するだけ」「誤解や疑惑解消に有効」(産経新聞) - goo ニュース
2011年7月29日(金)08:00
【ワシントン=古森義久】オバマ政権が重視の構えをみせる米中軍事交流の是非をめぐる論争が米国側で激しく展開された。米軍統合参謀本部のマイク・マレン議長が交流を擁護する見解を示したのに対し、国防総省の元高官が、現行の交流は中国軍を利するだけだとする批判を表明した。
退任が決まっているマレン議長は、在任中の主要課題を総括する形で「中国への信頼の一歩」と題する論文を26日付のニューヨーク・タイムズ紙に発表した。
同議長は「米中軍事関係は世界でも最重要な関係だが、疑惑や誤解につきまとわれ、戦略的信頼を求める必要がある」として現在の米中軍事対話を続け、深めることを提唱。特に、大量破壊兵器の拡散防止やテロ対策、朝鮮半島の安定など両国が利害を共有する分野に焦点を合わせて交流を進めるべきだ、と説いた。
同じ26日、ブッシュ前政権で東アジア担当の国防次官補代理などを務めたランディ・シュライバー氏が「米中軍事交流は失敗する」と題した論文をワシントン・タイムズ紙に発表した。
同論文は「現在の米中軍事交流は中国軍にのみ利益をもたらし、米側の目標の中国軍の透明性向上などは交流の開始から30年が過ぎても、まったく実現していない」として、まず現行の交流の不毛を強調した。
同論文は、5月に訪米した中国軍の陳炳徳総参謀長が米側の台湾への武器供与や中国への偵察行動を非難し、その中止を交流継続の条件のようにしたことを指摘し、「中国軍は対米交流を自国の主張の機会として利用し、米側の政策に影響を与えようとする」とも主張した。
過去の対話が中国への抑止にはならず、米国の意向を無視して南シナ海での軍事威嚇やサイバー攻撃などを進めてきた、とも述べ、交流の再構築を訴えた。
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マレン議長の論文は読みました。感想は、何と楽観的なひとなのだろう、ということ。こんな人物が統合参謀本部議長をやっていたから、中国は東シナ海や南シナ海で大暴れできているのだと思ったほどです。
正直なところ、シュライバー氏の発想が、受け入れやすいもの。いたずらに中国脅威論を高めるつもりはありませんが、あの国は危険そのもの。隣国に住む人間としては、中国共産党政府がもつ軍事力と中華思想は警戒心を煽るだけのものです。
ともあれ、中国を抑制できる国は、いま現在アメリカだけしかありません。同盟国としても、中国になめられない存在感をアメリカに示してもらうことを願います。
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