いやいや、この師匠は、したたかです。たとえ本当にアルツハイマー病になっていたとしても。
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小三治 アルツハイマー病か 高座で自ら明かした 病院の検査で疑い、治療中
人間国宝の“商売道具”に、思わぬ病が忍び寄っている可能性が浮上した。小三治はこの日、得意ネタの「小言念仏」を披露する前の枕部分で突然、「皆さんに発表してなかったかもしれませんけど、新しい病気が発見されたのは、今年になってからでしたかね…。何て言いましたっけね?忘れたな…、ああ、アルツハイマー」とさらりと明かした。
「そんなこと、驚くことねえって言われて、驚いてもないんですけど」と続けた小三治に、あくまで冗談だと思った観客は爆笑。だが終演後、デイリースポーツなどの取材に応じた小三治は「今年に入ってから、アルツハイマーかもしれないと言われた」と、病院での検査でアルツハイマーの疑いがあると診断されたことを説明。関係者は「病名をはっきり言われているわけではないですが、年を取ってくると物忘れがひどくなるので、そこに対する治療をしている」と話した。
この日は「小言念仏」をテンポ良く演じ切ったものの、枕部分で約30分間、天皇家や政治についての小話を展開した際に、安倍首相の名前が出てこなくなるなど、記憶が散漫になっていた様子。「こういう風になっちゃうんだね。いいときはスッスッと出てくるんですけど、一遍ダメだなってところに落ち込むと、もうダメ。はっきり言って、今日はダメ!」とぼやいた。
また、今春から腕などが動きにくくなる症状も現れており、頸椎に異常が見つかったことも明らかに。今月中に手術を行うとし、「大丈夫ですよ。いろいろご心配いただいていますが、元気だから」と明るく話した。
柳家小三治、アルツハイマーの疑い…「今年に入って頭がおかしくなる」
人間国宝の落語家、柳家小三治(77)が7日、東京・池袋演芸場「8月上席」に出演後、取材に応じ、サンケイスポーツ既報通り今月、頸椎の手術を受けることを明かした。
この日、約40分の出番を終えた小三治は、病状について「頸椎手術? そうそう、この(首の)後ろ。首切るんじゃない、大丈夫よ」とキレのあるジョークをまじえて報告。手術時期は未定としたが、「今月中には手術になるのかな、心配してくれてるみたいだけど元気」と力強く話した。
詳しい病名は不明で、1カ月ほど前から「体が思うように動かない」などと訴え、病院で検査していたという。
高座では、仏壇の前で小言を言う演目「小言念仏」を小気味よく披露した一方、認知症の一種、アルツハイマー病を患っている可能性があると告白。「今年に入ってからか。頭がおかしくなる、アルツハイマー」と衝撃発言し、「いっぱいいるんだって世間に。だいたいこんな時間(午後4時)にこんな大勢、寄席にいるなんて、まともな人じゃ来ない」と満員の観客をイジり、笑わせた。
関係者によると、同病と診断されたわけではなく、「年をとると物忘れがひどくなるので、その治療をしている」という。小三治も「アルツハイマーかもしれないってこと」とひょうひょうと報道陣に説明した。
10日まで「8月上席」(同所)の出番をこなし、19日に長野・佐久市で開催する落語会に出演後、療養に入る。来月13日に岐阜・多治見市の落語会での復帰を目指す。
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