既得権益にしがみつく圧力団体にすり寄る自民党。これでは何も変わってないではないですか。
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たばこ増税に改めて慎重姿勢 谷垣総裁、農家組合と面会(朝日新聞) - goo ニュース
2011年10月21日(金)00:15
自民党の谷垣禎一総裁は20日、自民党本部で「全国たばこ耕作組合中央会」の寺井正邇(しょうじ)会長と面会し、野田政権が検討するたばこ増税について「幅広い方に協力しながらやることが正しい」と述べ、改めて慎重な考えを示した。
寺井氏は「値上げすればツケは我々にかかってくる」と述べ、谷垣氏にたばこ増税に反対するよう要請。谷垣氏は「政府に言うべきことは言って、迫っていく」と応じた。
またこの日、自民党本部では葉タバコ農家約400人が参加し、たばこ増税に反対する決起大会が開かれた。大島理森副総裁は「昨年もたばこの値段が上がり、葉タバコ農家は厳しい環境になった。弱いところから税金をとるのは善政ではない。財源の議論はしっかりしていく」と、たばこ増税への反対を表明した。
どうなる!?たばこ増税 大島氏ら反対集会
日刊スポーツ
自民党の大島理森副総裁は、たばこ増税阻止へ徹底抗戦を表明 政府や民主党が、東日本大震災の復興財源に検討するたばこ増税をめぐり、自民党で19日、全国の販売店団体を交えた反対集会が開かれ、愛煙家で知られる大島理森副総裁(65)が「断固反対」を宣言した。出席者からも「我々に死ねということだ」などの意見が出た。ただ、同党と歩調を合わせてきた公明党の山口那津男代表(59)はこの日、増税容認を表明した。財源不足に頭を痛める愛煙家の野田佳彦首相(54)も、究極の判断を迫られている。
会合は、机に灰皿が置かれ、白い煙が部屋に立ち込める中で開かれた。あいさつに立った大島氏は「復興はやらなければならないが、安易に取れるところから(税金を)取る、知恵もなく汗もかかない政治姿勢には、本当に怒り反対していかないといけない」と、たばこ増税の方針を批判した。愛煙家で、党本部の全館禁煙に難色を示したともいわれる大島氏。「党全体の政策として、しっかりと戦う」と述べ、「断固反対」をうたった決議文を、出席者から受け取った。
たばこ販売業者でつくる「全国たばこ販売政治連盟」や、所属議員62人が会合に出席。同連盟の松井茂会長は「昨年値上げになり、大変苦労した。やっと慣れてきた時にまた値上げでは、我々に死ねということだ。東京でも小売店がどんどんなくなっている」「末端をいじめてどうする。政治家はもっと大局を見てやってほしい」と強調した。自民党の支援団体でもあり、「力を貸してください」と訴える場面も。今日20日にも、葉タバコ農家の団体による反対集会が開かれる。
たばこ増税は、震災復興の財源の1つとして政府、民主党内で検討。先月には嫌煙家の小宮山洋子厚労相が、会見で「1箱700円」案をぶち上げた。民主党は自民党の反対方針が強いことから、与野党協議を優先させるため、たばこ増税取りやめも選択肢に入れているが、現段階で見通しは不透明だ。1日2箱吸うヘビースモーカーで、財務相時代に、たばこ増税を「おやじ狩りみたい」と発言した野田首相自身も、財源確保に苦しむ今の立場では、増税か見送りかは頭を悩ませる選択となっている。
日本たばこ協会の調べによると、今年4~9月の国内のたばこ販売数量は、前年同期比25・1%減の999億本。9月は169億本で、前年同月比54・9%減だった。昨年10月のたばこ増税や、震災に伴う一時出荷停止の影響とみられている。
[2011年10月20日9時10分 紙面から]
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たばこの被害に遭っている多くの国民のことを考えれば、たばこ農家やJTに対して甘いことは言えないはず。にもかかわらず、目先のことだけで判断する自民党。時代遅れとしか言いようがありません。
「税源としてのたばこ増税は反対だが、国民の健康増進のためにたばこ農家には泣いていただく」と頭を下げてこそ、初めて自民党の変化を国民は気づくのです。
このままでは、本当に民主党に選挙に勝てるのかどうか。谷垣氏と大島氏には、よーく考えてもらいたいものです。
こんな連中の方がやばい