中国のチベット弾圧がクローズアップされるにいたり、オリンピック開会式をボイコットしようとする機運が盛り上がっています。
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五輪=国境なき記者団、北京大会の開会式不参加を呼び掛け(ロイター) - goo ニュース
2008年3月19日(水)11:32
[パリ 18日 ロイター] 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は18日、各国の関係当局者らに対し、8月に行われる北京五輪の開会式をボイコットするよう呼び掛けた。チベット自治区の騒乱に対する中国政府の態度を非難する動きで、フランスは検討する可能性を示唆している。
パリを拠点とする記者団は声明で「中国は五輪開催地に選ばれた2001年に交わされた約束を尊重していない。それどころか、中国政府はチベットでのデモを容赦なく鎮圧し、完全な情報統制を強制した」と非難。
北京大会自体のボイコット呼び掛けは避けているが、記者団は「世界の政治指導者はこれ以上、この状況を前に沈黙していることはできない」と主張。開会式のボイコットによって、中国政府のやり方に対する不満を表明すべきだとしている。
これに対し、フランスのクシュネル外相は記者会見で、北京五輪のボイコットには賛同しないが、国境なき記者団が提唱した開会式不参加については検討する用意があることを明らかにした。
北京五輪めぐり思惑 フランス外相 「開会式不参加」発言、人権派の本音?(産経新聞) - goo ニュース
2008年3月20日(木)03:24
【パリ=山口昌子】人権派で知られるフランスのクシュネル外相(68)が、北京五輪開幕式のボイコットを「欧州連合(EU)加盟の27カ国で討議することを排除しない」と発言したことが中国政府の反発を呼ぶなど波紋を広げている。
同外相は19日、開幕式ボイコットの「考えは悪くないが非現実的だ」と述べ、表現は多少、トーンダウンした。「排除しない」の発言は18日の外務省での会見で、開幕ボイコットを呼びかける国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の記者の質問に答えたもの。「フランスはきょうの時点ではボイコットに賛成ではない」とフランスとしての立場を説明したうえで、「考えは評価できる。五輪全体のボイコットより否定的でないからだ」と述べ、EU議長国のスロベニアで来週、開かれる外相会議で「討議の提案」があれば受け入れると述べた。
外相は先のEU首脳会議後に「中国の最大限の自制」を訴えたほか、仏外務省も17日に「人権の重要性」を中国に訴えた声明を発表するなど、この問題での発言が目立つ。
ノーベル平和賞を受賞した非政府組織「国境なき医師団」の共同創設者でコソボ国連事務総長特別代表も務めるなど、筋金入りの人権派であるクシュネル外相。サルコジ大統領による、野党にも門戸を開いた開放政策で入閣した外相としては、「ボイコット反対」の政府方針には逆らえないものの人権派としての本音が見え隠れする。
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中国のような圧制国家が民主主義のシンボルだと思われているオリンピックを開催できるのかどうか、もう一度冷静に考えるべきです。
とはいえ、各国政府は中国政府との揉め事を嫌い、煮え切らない態度。日本政府も例外ではありません。これでよいのかどうか、日本人はしっかり考える必要があります。
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五輪=国境なき記者団、北京大会の開会式不参加を呼び掛け(ロイター) - goo ニュース
2008年3月19日(水)11:32
[パリ 18日 ロイター] 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は18日、各国の関係当局者らに対し、8月に行われる北京五輪の開会式をボイコットするよう呼び掛けた。チベット自治区の騒乱に対する中国政府の態度を非難する動きで、フランスは検討する可能性を示唆している。
パリを拠点とする記者団は声明で「中国は五輪開催地に選ばれた2001年に交わされた約束を尊重していない。それどころか、中国政府はチベットでのデモを容赦なく鎮圧し、完全な情報統制を強制した」と非難。
北京大会自体のボイコット呼び掛けは避けているが、記者団は「世界の政治指導者はこれ以上、この状況を前に沈黙していることはできない」と主張。開会式のボイコットによって、中国政府のやり方に対する不満を表明すべきだとしている。
これに対し、フランスのクシュネル外相は記者会見で、北京五輪のボイコットには賛同しないが、国境なき記者団が提唱した開会式不参加については検討する用意があることを明らかにした。
北京五輪めぐり思惑 フランス外相 「開会式不参加」発言、人権派の本音?(産経新聞) - goo ニュース
2008年3月20日(木)03:24
【パリ=山口昌子】人権派で知られるフランスのクシュネル外相(68)が、北京五輪開幕式のボイコットを「欧州連合(EU)加盟の27カ国で討議することを排除しない」と発言したことが中国政府の反発を呼ぶなど波紋を広げている。
同外相は19日、開幕式ボイコットの「考えは悪くないが非現実的だ」と述べ、表現は多少、トーンダウンした。「排除しない」の発言は18日の外務省での会見で、開幕ボイコットを呼びかける国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の記者の質問に答えたもの。「フランスはきょうの時点ではボイコットに賛成ではない」とフランスとしての立場を説明したうえで、「考えは評価できる。五輪全体のボイコットより否定的でないからだ」と述べ、EU議長国のスロベニアで来週、開かれる外相会議で「討議の提案」があれば受け入れると述べた。
外相は先のEU首脳会議後に「中国の最大限の自制」を訴えたほか、仏外務省も17日に「人権の重要性」を中国に訴えた声明を発表するなど、この問題での発言が目立つ。
ノーベル平和賞を受賞した非政府組織「国境なき医師団」の共同創設者でコソボ国連事務総長特別代表も務めるなど、筋金入りの人権派であるクシュネル外相。サルコジ大統領による、野党にも門戸を開いた開放政策で入閣した外相としては、「ボイコット反対」の政府方針には逆らえないものの人権派としての本音が見え隠れする。
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中国のような圧制国家が民主主義のシンボルだと思われているオリンピックを開催できるのかどうか、もう一度冷静に考えるべきです。
とはいえ、各国政府は中国政府との揉め事を嫌い、煮え切らない態度。日本政府も例外ではありません。これでよいのかどうか、日本人はしっかり考える必要があります。
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