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健さん出演映画は、アメリカの反共製作の産物

2007年10月22日 09時27分29秒 | 高倉健
ひょんなところから高倉健さんニュースが飛び出してきました。

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京大教授陣に反共工作 50年代、映画制作支援も '07/10/21 (中国新聞)

 【ワシントン21日共同=杉田弘毅】一九五○年代に日本の左傾化を恐れた米広報文化交流局(USIS)が日本で行った世論工作を詳述した報告書が二十一日までに米国立公文書館で見つかった。左派勢力が強かった京都大学の教授陣を対象にした反共工作のほか、日本映画やラジオ番組の制作、出版物刊行をひそかに援助、米国が望む方向への世論誘導を図った実態が細かく描かれている。

 報告書は、米政府情報顧問委員長(当時)を務めたエール大学の故マーク・メイ教授が五九年、日本に五週間滞在しまとめた。フロリダ・アトランティック大学のケネス・オズグッド助教授が発見、冷戦時代の米対外世論工作をテーマにした著書「トータル・コールドウォー」の中で明らかにしている。

 京大への工作は、五二年に左派教授陣や全日本学生自治会総連合(全学連)などの影響力拡大に危機感を抱いた服部峻治郎総長とUSIS神戸支部が協議を開始。吉川幸次郎文学部教授、高坂正顕教育学部教授ら保守派とされる若手教授陣を米国に順次派遣するなどして反共派に育て、帰国後はこれら反共派がUSISと接触を続けるとともに、各学部の主導権を握り、左派封じ込めに成功したとしている。

 報告書によると、USISは(1)日本を西側世界と一体化させる(2)ソ連、中国の脅威を強調する(3)日米関係の強化で日本の経済発展が可能になることを理解させる―などの目的で、五十の世論工作関連事業を実施。このうち二十三計画が米政府の関与を伏せる秘密事業だった。

 この中には、USISが台本を承認して援助した五本の映画やラジオ番組の制作、出版物刊行、講演会開催などがある。特に、五七年十二月に封切られた航空自衛隊の戦闘機訓練を描いた映画を、日米関係や自衛隊の宣伝に役立ったと評価している。この映画はかねて米政府の関与がうわさされた「ジェット機出動 第101航空基地」(東映、高倉健主演)とみられている。

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アメリカの戦後政策の裏側が見られて興味深い記事ですが、いまの若い人にはこういうニュース自体がピンと来ないものかもしれません。京都大学生もこういう事実を知っているのでしょうか。

さて、健さんの『ジェット機出動 第101航空基地』。ゴウ先生は、残念ながら未見です。何でも以前はVHSで発売されていたそうですし、東映チャンネルでも放映されたことがあるそうです。

1957年12月15日公開。当時26歳の健さん、21本目の映画に当たります。上映時間83分。小林恒夫監督、共演は、月形龍之介。

健さんが空自のパイロットになって、ラバウル生き残りの月形の特訓に耐えるというないようだとか。見てみたいです。DVD化されることを祈りましょう。

それにしても、健さんを政治に利用とする態度、いくら反共とはいえ、釈然とはしません。時代ですか。

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