いやあ、残念。「116歳」の走りを見てみたかったものです。
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アジアマスターズ「116歳男性」参加せず
2014年9月18日22時20分 スポーツ報知
岩手県北上市で19日から開かれるアジアマスターズ陸上競技選手権大会に参加登録していた自称116歳のインド人男性が来日せず、競技にも出場しないことが18日、分かった。日本の競技団体幹部によると、ビザが下りなかったというが、実際にビザを申請したかどうかなどの経緯ははっきりしていない。
大会の事務局によると、男性は100歳以上のクラスで100メートルや800メートルなど4種目に登録し、うち3種目への参加はこの男性だけだった。
ギネス・ワールド・レコーズ社(英国)が認定した世界最高齢男性は、さいたま市に自宅がある111歳の百井盛さん。このインド人男性のパスポートの写しには、生年月日の欄に「1897年10月6日」と記載されていたが、事務局は実際に競技に参加した場合、記録を参考扱いにする予定だった。
アジアマスターズ陸上:「116歳」体調不良で来日せず
毎日新聞 2014年09月18日 22時07分(最終更新 09月18日 22時12分)
岩手県北上市で19日に開幕する第18回アジアマスターズ陸上競技選手権大会で、インドから「116歳」がエントリーと話題になっていた男性選手が来日しないことになった。体調不良が理由という。同市で18日にあった各国の代表者会議で、インド選手団のデイビッド・プレムナット代表(63)が明かした。
同代表によると、選手はダラム・パル・シン選手で、マレーシアで2カ月前にあった大会後、体調を崩しているという。今大会は100メートル走から800メートル走の4種目に出場予定だった。
年齢確認のため、大会事務局が入手したパスポートのコピー記載の生年月日からすると116歳となる。だが常識的に走れる年齢ではないため、その真偽が注目されていた。同代表は「彼はインドの誇り。高齢で運動できることは素晴らしく、皆の刺激だ」と語ったが、年齢はパスポート以外では確認できないという。
不参加が決まり、年齢確認に苦慮していた大会事務局は「正直助かる」。日本マスターズ陸上競技連合の山田展也(のぶや)専務理事は「お陰で大会に注目が集まった」と話した。【浅野孝仁】
マスターズ陸上:ウソか本当か「116歳」インド人出場か
毎日新聞 2014年09月04日 18時14分(最終更新 09月05日 12時06分)
岩手県北上市で19日開幕する第18回アジアマスターズ陸上競技選手権大会に「116歳」のインド人男性がエントリーし、事務局が年齢確認に苦慮している。事実なら出場最高齢どころか世界最高齢。800メートル走などに出場する予定だが、事務局は「常識的に、その年齢で走れる距離ではない」と疑問視している。
アジアマスターズ陸上競技協会の鴻池清司会長らが4日、記者会見で明らかにした。年齢確認は原則的にパスポートで行う。協会に届いた男性のパスポートの写しの生年月日は「1897年10月6日」となっており、確かに満116歳だ。
ただ、今年2月に開かれたインドのマスターズ大会を報じる現地メディアの写真では、男性とされる人物は「はるかに若く見える」といい、同協会は、インド側に改めて年齢の確認を求めて確認することにした。5日現在で回答は届いていないという。
男性は100歳以上のクラスの▽100メートル走▽200メートル走▽400メートル走▽800メートル走−−にエントリー。200メートル以上の種目は他に出場者がなく、走り切れば優勝。ただ、年齢が確認できなければオープン参加となり、記録は認定されない。
大会は19日から5日間、北上陸上競技場で開催され、日本から1944人、海外から16カ国937人の計2881人が出場予定。男女合わせ、100歳以上の参加はインド人男性を除くと104歳の京都市の男性のみ。
鴻池会長は「116歳である可能性がないわけではない。もし本当なら大変な体力だ」と話した。現在、ギネス世界記録に認定されている男性の世界最高齢は、さいたま市に住む日本人の111歳。【和泉清充】
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「インド人も、びっくり」という古いコピーを思い出しました。実際は、「日本人も、びっくり」なんですけど。
インドのことだから、戸籍関係はいい加減なのだろうとは思います。あるいは、詐欺だったのかもしれません。ですが、ひょっとしたら116歳であった可能性も否定できないわけで、来日してくれればその真偽をかなりはっきりさせることができたでしょうに、惜しいことです。
ともあれ、大会事務局の「正直助かる」というコメントには、大笑い。マスターズ陸上ならではの珍事でありました。
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