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アリババのIPO、史上最大規模に

2014年09月20日 06時33分56秒 | 時事放談: 海外編

予想以上というか、予想通りというか、ともあれ史上最大のIPOとなりそうです。

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アリババ 初値92ドル、時価総額アマゾン上回る(産経新聞) - goo ニュース

2014年9月20日(土)01:47

 【ワシントン=小雲規生】中国の電子商取引(EC)大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ)は19日、ニューヨーク証券取引所に上場した。初値 は1株92・70ドル(約1万円)公募価格(68ドル)を約36%上回った。初値でのアリババの時価総額は約2300億ドル(約25兆円)で、同業のアマゾンや交流サイト(SNS)大手、フェイスブックを上回った。

 馬雲会長は同日、米メディアの取材に「(創業した)15年前からインターネットが世界を良くすると信じてきたが、ここに来るとは思わなかった」と話した。

 アリババは上場で約217億ドルを調達。株式の追加発行が行われれば、調達額は最大で約250億ドル(約2兆7千億円)となり、2010年に香港と上海で上場した中国農業銀行の約221億ドルを超えて、史上最大規模になる。

  アリババは中国のネット通販市場で8割のシェアを持つうえ、14年4~6月期の取扱高が前年同期比46%増になるなど急成長を続けており、今後も株価上昇 が期待されている。一方、アリババの資本構成の複雑さや重要な資産が中国法人に集中する構造を敬遠したり、拡大路線を危ぶんだりする声もあり、アリババの 株価の先行きは楽観されているわけではない。


アリババ株、公募額36%上回る 米で上場

朝日新聞 2014年9月20日01時18分

 中国のインターネット通販最大手アリババグループは19日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。取引の最初の価格は92・70ドルと、公募価格の68ドルを36%も上回った。その後は100ドルに迫り、投資家からの高い人気を示している。

 上場により調達する金額は、まず約218億ドル(約2兆3700億円)。需要が十分ある場合の追加分を含むと最大250億ドル(約2兆7200億円)に達し、上場時の調達額として世界最大になる見通しだ。

 米メディアも「フェイスブックに続く大型の新人がデビュー」などとアリババ一色だ。

 アリババ上場はすべてが規格外だ。米株式市場では、2008年に上場したカード大手ビザが調達した約196億ドルが過去最大だったが、アリババはこれを超える見通しだ。世界の株式市場では10年に上海市場などに上場した中国農業銀行の約221億ドルが最大で、この記録も上回る公算が大きい。

 さらに、企業価値を示す株式時価総額は約1600億ドル(約18兆円)となり、同じネット通販の米最大手アマゾン(約1500億ドル)を上回るとみられる。

 投資家がそれほどアリババを評価するのは、流通サービスが遅れた中国で、ネット通販市場を急速に開拓した実績からだ。アリババの中国のネット通販シェアは8割を超え、圧倒的な存在感を示している。最近は、競合する中国のネット関連企業が相次いで米国市場に上場を果たし、米ウォール街(金融街)で中国ネット関連株は注目株になった。こうした流れもアリババの追い風になっている。

 ただ、巨大すぎるため、市場には警戒感も高い。アリババの株価が好調に推移すれば、市場全体が活気づく。だが、公募価格を下回る株価で推移するようだと多くの投資家に損失が出て市場全体に悪影響が及びかねないからだ。(ニューヨーク=畑中徹)

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9月7日に当ブログの「アリババの世界最大IPO確実の報道に、ただただ驚く」という記事で紹介したアリババのIPOですが、結果的にはそこで予想された調達額を完全に上回りそうです。ニューヨークは、完全にアリババ・フィーバーです。

この産経・朝日の記事のように、アリババの先行きを心配するメディアがほとんどですが、個人的にはしぶといのではないかと思います。「中国はバブル経済の真っ只中で、いまにも破裂する」などと日米の経済メディアは10年ぐらい前からずっといっていますが、全然破裂しないではないですか。何かやっかみみたいなものが、日本やアメリカのメディアにはありそうな気がします。

それよりも、アリババをめざしてユニークな会社を立ち上げる日本人の若者が現れることを期待したほうが、精神衛生上もよさそうです。日本の若者だって、捨てたものではないはずですから。


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