「ライト」で「マイルド」だから安心と考えているスモーカーは、だいぶ減っているとは思いますが、ともあれ最新研究を紹介した記事を記録しておきます。
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(11/12)「ライト」たばこに切り替えると禁煙率が低下 (Nikkei Net)
「低タール」「ライト」などと謳(うた)うたばこには何ら健康面の利益がないことは以前から知られているが、ライトたばこに切り替えると禁煙成功率が低下することが新しい研究で示された。ただし、切り替えが禁煙率低下に直接結びつくものかどうかは不明と、研究著者の米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)Hilary Tindle博士は述べている。
著者らによると、米国で販売されるたばこのうち推定84%が低タール、低ニコチンなどを謳い、多くは「ライト」と呼ばれているという。このようなたばこが他のたばこよりも健康的であると考える喫煙者もいるが、専門家らによれば吸い込む発癌(がん)物質量は変わらず、疾患や死亡の比率が軽減されないこともわかっている。Tindle氏によると、吸うたばこの銘柄に関わらず、平均的喫煙者は喫煙しなかった場合と比べ、13、14年早く死亡するという。
英医学誌「Tabacco Control(たばこコントロール)」オンライン版に11月4日掲載された今回の研究では、過去1年以内に喫煙者であった3万800人を対象に米国で2003年に実施された調査の結果を検討。対象者の38%が「ライト」たばこに切り替えており、最も多かった理由は味がよいため(26%)であった。43%の人は1~3つの理由を挙げ、その1つに禁煙が含まれていたが、ライトたばこに切り替えた人は、禁煙の成功率が46%低かったという。
この理由として、Tindle氏は「過去の研究から、切り替えによって喫煙者の認知的不協和(cognitive dissonance)が解消されることが示されている」と述べている。「健康によい(とされる)たばこを吸っているから、リスクを心配する必要はない」との論理から、健康意識の高い人が喫煙を継続する可能性があるという。
一方、英ロンドン大学(UCL)のRobert West氏は別の理由も考えられると述べ、例えばライトたばこに切り替える人は既にたばこへの依存度が高く、禁煙しにくい人である可能性もあるとしている。対策としては、ヨーロッパではたばこに「低タール」など、安全性をほのめかす名称をつけることが禁じられているが、どう販売されているかに関わらず、長生きするには今すぐたばこをやめるのが最善であるとTindle氏は述べている。
医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学・コミュニティーヘルス)」オンライン版に11月3日掲載された別の研究では、英ヨーク大学の研究チームが母子1万4,000組を追跡した結果、妊娠中に母親が喫煙すると、生まれた子どもの注意欠陥多動性障害(ADHD)などの行動障害リスクが有意に高いことが示されている。
原文 [2009年11月3日/HealthDay News]
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6年前にたばこと縁を切る前、ずいぶんマルボロ「ライト」などを吸っていました。健康とお金をどぶにすてるようなものだったのです。いまとなっては大反省です。
「ライト」たばこに頼ることなく、即座にたばこと縁を切りましょう。離煙生活は、本当に清々しいものですから。
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(11/12)「ライト」たばこに切り替えると禁煙率が低下 (Nikkei Net)
「低タール」「ライト」などと謳(うた)うたばこには何ら健康面の利益がないことは以前から知られているが、ライトたばこに切り替えると禁煙成功率が低下することが新しい研究で示された。ただし、切り替えが禁煙率低下に直接結びつくものかどうかは不明と、研究著者の米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)Hilary Tindle博士は述べている。
著者らによると、米国で販売されるたばこのうち推定84%が低タール、低ニコチンなどを謳い、多くは「ライト」と呼ばれているという。このようなたばこが他のたばこよりも健康的であると考える喫煙者もいるが、専門家らによれば吸い込む発癌(がん)物質量は変わらず、疾患や死亡の比率が軽減されないこともわかっている。Tindle氏によると、吸うたばこの銘柄に関わらず、平均的喫煙者は喫煙しなかった場合と比べ、13、14年早く死亡するという。
英医学誌「Tabacco Control(たばこコントロール)」オンライン版に11月4日掲載された今回の研究では、過去1年以内に喫煙者であった3万800人を対象に米国で2003年に実施された調査の結果を検討。対象者の38%が「ライト」たばこに切り替えており、最も多かった理由は味がよいため(26%)であった。43%の人は1~3つの理由を挙げ、その1つに禁煙が含まれていたが、ライトたばこに切り替えた人は、禁煙の成功率が46%低かったという。
この理由として、Tindle氏は「過去の研究から、切り替えによって喫煙者の認知的不協和(cognitive dissonance)が解消されることが示されている」と述べている。「健康によい(とされる)たばこを吸っているから、リスクを心配する必要はない」との論理から、健康意識の高い人が喫煙を継続する可能性があるという。
一方、英ロンドン大学(UCL)のRobert West氏は別の理由も考えられると述べ、例えばライトたばこに切り替える人は既にたばこへの依存度が高く、禁煙しにくい人である可能性もあるとしている。対策としては、ヨーロッパではたばこに「低タール」など、安全性をほのめかす名称をつけることが禁じられているが、どう販売されているかに関わらず、長生きするには今すぐたばこをやめるのが最善であるとTindle氏は述べている。
医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学・コミュニティーヘルス)」オンライン版に11月3日掲載された別の研究では、英ヨーク大学の研究チームが母子1万4,000組を追跡した結果、妊娠中に母親が喫煙すると、生まれた子どもの注意欠陥多動性障害(ADHD)などの行動障害リスクが有意に高いことが示されている。
原文 [2009年11月3日/HealthDay News]
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6年前にたばこと縁を切る前、ずいぶんマルボロ「ライト」などを吸っていました。健康とお金をどぶにすてるようなものだったのです。いまとなっては大反省です。
「ライト」たばこに頼ることなく、即座にたばこと縁を切りましょう。離煙生活は、本当に清々しいものですから。
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