いやはや、強い、強すぎます。ファンとしては、ハッピー、ハッピーであります。
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囲碁の7大タイトルを独占する井山裕太7冠(28)=棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=に村川大介八段(27)が挑む第56期十段戦5番勝負第3局が12日、長野県大町市で打たれ、白番の井山が234手で4目半勝ちし、3連勝で3連覇を決めた。
この結果、井山7冠は本因坊戦の第4局が行われる6月13日までは7冠保持となり、保持日数は239日と最初の7冠達成時に自身が記録した197日を超えることが確実となった。また、タイトル戦の連勝記録を17とし、自身の記録の18まであと1勝とした。
囲碁の第56期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)、井山裕太十段(28)と挑戦者、村川大介八段(27)の第3局が12日、長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」で行われ、午後6時22分、井山十段が234手までで白番4目半勝ちし、3連勝で3連覇を達成。
棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖と合わせて七冠を堅持した。
井山十段は王座戦、天元戦、棋聖戦に続いて4棋戦連続のストレート勝ち。昨年8月の第42期名人戦七番勝負第1局で敗れた後、国内のタイトル戦では17連勝を記録している。
囲碁の第56期十段戦5番勝負の第3局は12日、長野県大町市で打たれ、井山裕太十段(28)が234手で挑戦者の村川大介八段(27)に白番4目半勝ちし、3連勝で十段を防衛、全七冠を堅持した。井山十段は3期連続通算5期目の十段獲得で、七大タイトルの通算獲得数を40とした。
井山十段は昨年10月に名人を奪還し、2度目の全七冠同時制覇を達成。今回は王座、天元、棋聖に次ぐ四つ目の防衛戦だった。また昨年の名人戦第2局から続く七大タイトル戦の挑戦手合での連勝を17に伸ばした。
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村川八段とて弱い相手ではありません。それを3連勝で圧倒。しかも、今回は国際棋戦で負けたショックを背負いながらのことで、井山七冠のメンタルの強さを痛感させられます。大したものと高く評価します。
これで、七大タイトルの通算獲得数が40。歴代一位の趙治勲名誉名人の42を抜くには、最短だと、本因坊戦、碁聖戦、名人戦までの連覇が必要です。しかし、いまの七冠なら、それも可能なことでしょう。
三大タイトルだけに関していえば、歴代1位はやはり趙治勲名誉名人の29で、井山七冠は18で歴代2位。趙名誉名人を抜くには、あと3年ほどかかりますが、これも時間の問題といってよいとおもいます。
ともあれ、この強い井山七冠を倒すために、若手棋士がしのぎを削っているのが、いまの日本囲碁界です。その努力が、中国・韓国に圧倒されている国際棋戦で実を結ぶことを願ってやみません。
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