日中韓のトップ棋士3人が「世界最強名人」をかけて対決する「第5回世界囲碁名人争覇戦」(人民日報社、中国囲棋協会主催、朝日新聞社後援)が1月8〜10日、中国西南部の雲南省保山市で打たれる。井山裕太名人・七冠(28)が日本勢初の優勝をめざす。

 3カ国の名人戦タイトルホルダーが出場する棋戦で、今回は中国から連笑(れんしょう)名人(23)昨年から名人戦が中断している韓国からは直近の韓国名人李世?(イセドル)九段(34)が出場する。

 井山は4回目の出場2015年の前回は日本勢として初めて決勝に進んだが、準優勝に終わった。その後、2度の七冠独占で国内無敵の地歩を築いた井山の戦いぶりが注目される。

 変則トーナメント方式で、8日の第1戦の勝者はその時点で決勝進出が決まる。敗者は9日の第2戦で残る1人と対戦し、勝者が10日の決勝に進む。組み合わせは大会前の7日に抽選で決める。優勝賞金は50万元(約860万円)

 井山は「新年の初対局となるこの棋戦でいいスタートを切りたい。結果もそうだが、納得のいく戦いができれば」と意気込みを語った。(大出公二)

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それにしても、大変な日程です。中国奥地まで出かけたら、すぐに戻って18日からホテル椿山荘東京で開かれる棋聖戦第1局に臨むことになるわけです。大阪の家に帰っても、すぐに東京への移動となるのでしょう。井山七冠の体調が心配です。

とはいえ、ファンとしては、世界最強名人になってもらいたいのは、やまやまです。ぜひとも、優勝してください。椿山荘にも応援に行きます。