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認知症患者の行方不明者が年々増加している

2015年06月26日 02時19分18秒 | 時事放談: 国内編

他人事ではないです。明日は、自分が認知症になって行方不明になってしまうかもしれないのですから。

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2年連続1万人超=認知症の行方不明者―14年、98%発見・警察庁

 認知症の行方不明者として全国の警察に届け出のあった人が2014年は1万783人に上ったことが25日、警察庁のまとめで分かった。前年より461人(4.5%)増え、2年連続で1万人を超えた。98.4%は14年中に所在が確認された。一方、13年に受理したうちの91人は14年末でも所在不明のままだった。

 14年に行方不明届けを受理した認知症の人は男性が383人増の6130人女性は78人増の4653人。同年中に男女合わせて1万615人の所在が確認された。

 13年以前に届け出のあった人も含めると、14年に所在が確認されたのは計1万848人。内訳は、警察が関わった発見が6427人、帰宅や家族らによる発見が3610人、死亡確認が429人で、取り下げなど「その他」が382人だった。1万539人は1週間以内に所在が確認され、うち7091人は受理当日だった。1年超〜2年以内は18人、2年超も73人いた。

 認知症の不明者は12年から集計を始め、同年は9607人、13年は1万322人だった。13年に受理したうち234人は年内に見つからず、14年に143人が発見されたが、残り91人は不明のままだ。

 14年の都道府県別の不明者は大阪1921人、兵庫1207人、愛知894人、京都444人、福岡396人の順に多かった。 

認知症の捜索願、昨年1万人超 98%は年内に所在確認

認知症の捜索願、昨年1万人超 98%は年内に所在確認

認知症の人のために家族や市民ができること

(朝日新聞)

 昨年1年間に、認知症が原因で行方不明になり、警察に捜索願(行方不明者届)が出されたのは延べ1万783人で、前年より461人増え、統計を取り始めた2012年以降で最多だった。警察庁が25日、発表した。警察は行方不明者のデータベースで広く照会し、自治体などと連携して早期発見に努める方針。

 捜索願を出された人は都道府県別で大阪(1921人)が最も多く、兵庫(1207人)、愛知(894人)と続いた。このうち98・4%にあたる1万615人(死亡を含む)は年内に見つかったという。

 また警察庁は、13年以前に捜索願が出された分を含めて、昨年1年間に所在がわかった人の数も発表した。1万848人で、前年より668人多かった。警察が無事を確認した人は6427人、自力で帰宅したなど家族や施設の職員が確認したのは3610人、死亡が確認されたのは429人だった。

 捜索願の提出から所在確認までの期間は「届け出当日」が7091人と最多で、「2〜7日」の3448人が続いた。1週間以内の所在確認が全体の97・2%を占めた。一方、1年を超えた人も91人いた。(八木拓郎)

<認知症行方不明>警察届け出2014年全国で1万783人
06月25日 11:34

<認知症行方不明>警察届け出2014年全国で1万783人

2014年に認知症で行方不明になったとして各警察本部に届け出があった人数

(毎日新聞)

 警察庁は25日、認知症が原因で行方不明になったとして2014年に全国の警察に届け出があった人は前年比461人(4.5%)増の1万783人(男性6130人、女性4653人)だったと発表した。このうち1万615人は同年中に所在が確認されたが、168人は確認されず未解決だった。

 都道府県警別で最も多かったのは大阪の1921人で、兵庫の1207人が続く。警視庁は253人だった。

 また13年までに届け出があった人も含めた行方不明者で、14年中に所在が確認されたのは1万848人。警察が見つけたケースが6427人で最も多く、帰宅などで確認されたのは3610人、死亡と判明したのは429人だった。所在確認までに2年以上かかった人は73人だった。

 警察庁の担当者は「服やお守りなどに連絡先が書いてあれば確認につながりやすい」と話している。

 警察庁は昨年6月、身元確認や自治体との連携の強化を都道府県警に求める通達を出した。認知症に特化した初の総合的な通達で、行方不明者を保護している市町村が要望すれば、行方不明者の顔写真や特徴を含めた情報を全国の警察本部などに備え付けた閲覧用台帳に掲示する制度も盛り込んだ。

 しかし、自治体側が個人情報を公開することにためらうケースが多いとみられ、今年5月末までに台帳に記載されたのは39人にとどまった。また、台帳に載せる場合でも自治体が「閲覧は県内だけにしてほしい」と要請するケースもあり、全国で閲覧できるのは16人だけだった。台帳制度を使って家族らが所在を見つけた例はまだない。

 警察庁はまた、14年の認知症以外の原因も含めた行方不明の届け出は8万1193人(前年比3.3%減少)だったことも発表した。【長谷川豊】

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それにしても、都道府県によってこれだけ行方不明者の数に差があるとは思いませんでした。大阪や兵庫はどうしてこんなに多いのでしょう。それだけ認知症の患者も多いということなのでしょうか。理由を知りたいところです。

明日公開される『アリスのままで』(2014)という映画は、コロンビア大学の有名な心理学者であったジュリアン・ムーア演じる主人公が若年性アルツハイマー症に罹ってしまい苦しむ姿を描いたものです。

公式サイト:http://alice-movie.com/

貧乏英語塾長、US盤Blu-ray Discでひと足先に見て、原作も読みました。

アリスのままで
 
キノブックス
Still Alice
 
Pocket Books

この救いのなさは、たまらんです。やはり社会で認知症患者をケアできるシステムを作っていかないといけないのでしょう。これから、団塊の世代が認知用世代になっているわけですから、待ったは許されません。


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