立派です。
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プロ野球ロッテを戦力外となった京大卒の田中英祐投手(25)が現役を引退し、来年4月から大手総合商社の三井物産に入社することになった。球団を通じて22日、「大声援の中で投げられたことを忘れず、次のステージでも頑張る」とコメントした。
ロッテからのフロント入りの打診を断り、大学4年時に一度は就職が内定した三井物産に改めて進む道を選んだ。同社によれば、採用担当者が個人的に連絡し、田中投手は商社マン転身を決意。新卒としての採用試験に合格した。プロでは勝ち星がなかったが、会社は「プロ野球を経験して精神的に一回り大きくなった。チャレンジ精神を評価した」。ビジネス界に新人として再挑戦する。
華麗なる転身だ。ロッテから戦力外通告を受けた田中英祐投手(25)が現役を引退し、総合商社大手の三井物産への就職が内定したことが21日、分かった。
現役3年間で未勝利に終わり、球団からはフロント入りを打診されていた。京大初のプロ野球選手として注目されてきた右腕が第2の人生に選んだのは、世界を股に掛ける商社マンだった。
◆田中英祐(たなか・えいすけ)1992年(平4)4月2日生まれ。兵庫・高砂市出身。白陵から京大工学部。卒論テーマは「SFAにおける溶媒和構造の逆計算理論」。大学通算65試合、8勝31敗、防御率2・25。14年ドラフト2位でロッテ入団。プロ通算3年間で2試合0勝1敗、防御率13・50。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。
京大卒のロッテ・田中が三井物産に就職 会社側「3年間のチャレンジを評価」
田中は14年ドラフト2位でロッテに入団。初の京大出身プロとして注目を浴びたが、3年間で1軍は2試合しか登板できず、未勝利。今季戦力外通告を受けた。球団側はフロント入りを打診していた。田中は球団を通じ「3年間のプロ野球生活は辛い事の方が多かったですが、自分の中では悔いのない日々を送ったという思いがあります」とコメントを発表。一番印象に残っていることについては「1軍で最初に登板させて頂いた試合です。苦い結果となりましたが、超満員の観衆の中であれだけの応援を背に受けながらマウンドに上がれたのは、野球をやっていて一番嬉しかった」と振り返った。
今後の挑戦についても「これからは誰かのために頑張れる人間として、世界中の挑戦し続ける人たちのためになるような仕事ができればと考えています」とのコメントも発表した。
就職先は総合商社の三井物産。3年遠回りの入社となるが、三井物産広報部は「ここまで3年間チャレンジしたことを評価しました。いろんな人材が入ってくるのはいいことだと思います」と、入社理由を説明。入社後の仕事についてはまだ決まっていないが、通常の新入社員同様、来年4月1日から入社となる予定だ。
【ロッテ】山室球団社長、引退の田中英に異例のラブコール「帰ってきて」来年4月三井物産入社
ロッテは22日、今季限りで戦力外通告を行った田中英祐投手(25)が現役を引退すると発表した。京大4年時に入団が決まった際、就職内定を辞退した大手総合商社の三井物産に18年4月に入社する。球団に新設する分析グループ入りを要請していた山室球団社長は、去りゆく右腕に早くも異例のラブコールを送った。
「経験を積んでいつか帰ってきてほしい。武者修業に出すというか。ビジネスと野球両方を経験して、こんなハイブリッドな人材はいない!」。山室社長は、未来の幹部候補生? に珍エールを送った。京大初のプロ野球選手として注目されながら、在籍は3年。1軍登板は1年目の2試合で終わったが、商社マンの経験を球界に還元してほしいという思いは強い。
当初は現役へのこだわりもあった田中は、10月に同社の採用担当から受験を提案され、新卒生とともに挑戦。再び内定を勝ち取り「これからは誰かのために頑張れる人間として、世界中の挑戦し続ける人たちのためになるような仕事ができれば」と夢を語った。
なお、同じく戦力外通告を受けた古谷拓哉投手(36)、黒沢翔太投手(29)は球団入りする。
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