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「アシュレイ・マディソン」に入ったスケベ心に、深くご同情

2015年08月30日 04時50分27秒 | 時事放談: 海外編

不倫目的SNS「アシュレイ・マディソン」のハッキング事件。現在までの大まかな流れを記録しておきましょう。

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【衝撃事件の核心】不倫SNSで3200万人恥さらし…ハッカーが個人情報暴露 「女性会員はサクラだらけ」と内幕も
産経新聞 2015.8.29 15:00

 全世界に3800万人以上の会員を持つ不倫交際目的のSNS「アシュレイ・マディソン」から個人情報を盗み取ったハッカー集団が“二の矢”を放った。今度は、全会員の8割に当たる約3200万人分の個人情報を、インターネット上で公開したのだ。この中には、政府職員や教職員、軍関係者のメールアドレスもかなり含まれているため、欧米メディアは、こぞって大きく報道。さらに、ハッカー集団は、会員の90~95%は男性で「女性会員はサクラだらけ」と内幕も暴露しただけに、二重三重の衝撃が、世界を駆け巡っている。(SANKEI EXPRESS)

氏名、カード番号、性癖…

 今回の個人情報公開を真っ先に報じたのは、米誌ワイアード。米紙ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、米CNNテレビ(いずれも電子版)など欧米主要メディアが一斉に追随した。

 「インパクト・チーム」と名乗るハッカー集団は、検索サイトでは探せない特殊サイト「ダーク・ウェブ」に、会員の住所、氏名、メールアドレス、クレジットカード番号のほか、性的な趣味などをさらした。データ量は9.7ギガバイト。1ギガバイトでおおむね240曲を保管できるとされることを考えれば、データ量の大きさに驚かされる。

 ハッカー集団は7月20日、データを盗んだと犯行声明を出し「退会の際、19ドル(約2360円)で個人情報を削除できるというが、実際は完全に削除できない詐欺商法だ」と主張。アシュレイ側にサイト閉鎖を求めたが、応じなかったことから「時間切れだ」と宣言し、データを暴露した。

機密盗まれる危険性

 アシュレイの創業者は、カナダのネット企業家で元弁護士のノエル・バイダーマン氏。弁護士時代、スポーツ選手の相談の90%が不倫案件で、“不倫がビジネスになる”と直感。運営会社「アビッドライフメディア(ALM)」を立ち上げ、2001年にスタートさせた。「人生一度。不倫をしましょう」のキャッチフレーズで会員を増やし、日本にも180万人以上の会員がいるとみられる。

 今回の暴露で、要職者のサイバー犯罪への認識の低さも露呈した。米政治専門紙ザ・ヒル(電子版)は、流出したメールアドレスのうち、約1万5000アカウントは、ホワイトハウスや連邦政府の職員、軍関係者などのものだったと報道。

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は20日、英国にも120万人の会員がいるが、公務員や国防省職員、教職員など約1700人分の情報が流出したと伝えた。

 要職者や公務員のメールアドレスを乗っ取れば、政府などのコンピューターへの不正侵入も可能で、重要機密情報が簡単に盗み出される危険をはらんでいた。

女性はサクラ「覚えとけ」

 今回の暴露でもう一つ明らかになったのは、女性会員の情報が虚偽に満ちあふれていたことだ。CNNによると、ハッカー集団は「会員の90~95%は男性だ」と嘲笑、「(不倫相手として)誰かを探すって? このサイトは数千人もの女性のプロフィルをでっち上げているんだ。覚えとけ」と、サクラが大量に仕込まれていると指摘。

 そのうえで「単に不倫願望があっただけで、何もしていないかもしれない。その違いが重要かどうかは分からないが」と、登録した男性会員を皮肉った。

 運営元は「データが本物かどうか調査中」との声明を出し、カナダの警察や米連邦捜査局(FBI)の調査に協力中と明かしたが、騒動はまだまだ収まりそうにない。

ビジネスモデルの破壊者たち
【第358回】 2015年8月27日 瀧口範子 [ジャーナリスト] Diamond Online
アシュレイ・マディソン不倫情報流出で
晒された人々の様々な「昼の顔」

 カナダを拠点にする不倫サイト「アシュレイ・マディソン」がハッカーの攻撃を受け、3200万人ものユーザー情報が漏れた事件。発生から1ヵ月以上も経ったが、事態はますます悪い余波を及ぼしているようだ。

 アシュレイ・マディソンは、いわば既婚者の出会いサイトである。サイト上では「人生は短い。浮気をしよう」という文句と共に、結婚指輪をした女性が口元に人差し指をあてて、秘密のできごとへ誘う写真が掲載されている。

 ユーザーは登録後、ここでチャットなどを交わしながら相手を見定め、浮気の目的を達成するというしくみだ。サービスは、男性には有料、女性は無料だ。

盗んだ個人情報の公開で
騒ぎはさらに拡大

 サイトには、「匿名メンバー数は3964万5000人」(原稿執筆時点)と記されているのだが、今回の漏洩が3200万人ということは、ほとんどのユーザーが個人情報を盗まれたことになる。今年5月時点で、日本人ユーザーも180万人いたと伝えられているので、漏洩された中には、日本人の情報も含まれているだろう。

 さて、この攻撃を行った「インパクト・チーム」という名のハッカー集団は、サイトを閉鎖せよという要求にアシュレイ・マディソンが従わなかったという理由で、数日前から盗んだ個人情報を公開し始めた。情報は、氏名、メールアドレス、電話番号、クレジットカード番号の一部などである。これで騒ぎは一気に広がったのである。

 まず、名前が明らかにされて、自分の夫や妻を見つけた人々もいただろう。彼らが、結婚や家庭崩壊の危機に直面することは間違いない。登録ユーザーにはセレブも少なからず含まれていたため、タブロイド新聞や女性週刊誌などはしばらく話題に事欠くことがないはずだ。

軍や政府関係者もずらり

 それだけではない。不用意に職場のメールアドレスをそのまま使ったため、どこに務める人間かもわかってしまったケースも多々ある。本人が職場で気まずい思いをするのはもちろんのこと、成人が個人としてやっていることとは言え、企業としてもみっともないことになる。たとえば、スポーツ専門ケーブルテレビ局のESPNでは、100人以上の同社員が登録していたと伝えられている。

 もっとまずいのは、軍や政府関係機関である。分かっているだけで、陸軍関係者が6700人、海軍は1600人、またバージニア州政府関係者が104人、国土安全保障省のお役人も45人いたという。

 特に、米軍の軍事司法統一法典では姦通が犯罪と見なされることもあり、現在調査が進められているという。それ以外にも、大学教授、教員、ジャーナリスト、弁護士、イギリスの議員なども、明らかにされた登録ユーザーとして挙げられている。

 また、この情報漏洩が原因で少なくとも2件の自殺があったと伝えられ、トロントの警察が調査中らしい。その1人は、テキサス州の警察署長だ。痛ましいことだ。また、登録ユーザーに対する嫌がらせや脅迫事件も起こっているという。支払いをビットコインで行えと、強要している例もある。

 アシュレイ・マディソンに対しては、アメリカとカナダで集団訴訟がすでに数件起こされている。セキュリティーの甘さが指摘されていたにも関わらず、それを放置してユーザーに多大な被害を及ぼしたという理由だ。会社側は、現在公開された情報を撤回させるのに必死で、また50万カナダ・ドルの賞金を付けてハッカーの情報提供を呼びかけている。

 アシュレイ・マディソンという名前は、人気のある女性名を2つくっつけたもので、気品を伴った響きがあるという。それにつられて多くの男性が登録したわけだが、今回の教訓は大きい。まず、職場と個人のメールアドレスを使い分けること、そして、どんなサイトもハッカーの攻撃に対して100%防御できないと、ことに及ぶ前には肝に銘じておくべきだろう。

不倫サイト情報流出、被害ユーザーは戦々恐々
〔AFP=時事〕(2015/08/27-11:51)

【ワシントンAFP=時事】米中西部のボランティア団体で働くマイケルさん(匿名)は「死んだ結婚」だったという状態に陥っていた2年前、不倫専用の出会い系サイト「アシュレイ・マディソン」に初めてログインした。特に感心することもなく「入会していたのは3か月くらい」だったという。

 25日、AFPの取材に応じたマイケルさんは「正直言って、あのサイトはひどかった。出会いなんてない。私のように多くのユーザーは意味がないと考えてすぐ退会するのに、向こうはユーザーの情報を消去していなかった」と語った。

 アシュレイ・マディソンがハッキング被害に遭い、自分のアカウント情報が流出して以来、マイケルさんはおびえながら暮らしている。今、同じ境遇の人が約320万人いる。

 マイケルさんは妻と別居し離婚協議中のため、結婚生活が脅かされる心配はないが、子どもや仕事に影響が及ばないかと不安を抱いている。「私の人生のあらゆる分野が台無しになるかもしれない。今はいい仕事に就いているが、職場には信仰心の厚い人が多く、首になるかもしれない。私のしたことは間違っていたし、深く後悔しているが、職を失い、子どもに貧困の危機にさらすなんて罰としてはあんまりだ。得意顔をしているハッカーにも、人の不幸を喜ぶソーシャルメディアも忌々しい」

「人生一度り。不倫をしましょう」という宣伝文句で知られているアシュレイ・マディソン。利用者の個人情報流出による影響は長引く恐れがある。

 被害は有名人にも及んでいる。キリスト教徒の一家でそろってリアリティー番組に出演していた米テレビタレントのジョシュ・ダガーさん(27)は2013年2月以降、同サイトに2つのアカウントを持ち、1000ドル(約11万円)近くを払ってきたことが分かった。10代のころの性的非行も今年、明らかになっダガーさんは「私は最悪の偽善者だ」と声明で述べている。

■救い求める「あらゆる種類の男性」

 インターネットの評判管理を行う企業やPRコンサルタントの電話は、ひっきりなしに鳴っている。

 これまでにアシュレイ・マディソンのユーザー、約50人から連絡を受けたというオンライン情報コンサルタント会社「ステータスラボ」のメディアディレクター、コートニー・フィッツパトリック氏は「あらゆる種類の人からかかってきている。それも全員、男性だ」という。「個人情報窃盗だと訴える人もいれば、浮気を認めながら、自分のしたことを心から後悔していると話す人もいる。一方で、あからさまに不倫しておきながら、妻に発覚することを恐れている人もいる」

 ソーシャルメディアが人間関係に及ぼす影響を研究している、米ロアノーク・カレッジ心理学部のデニス・フリードマン学部長は、サイバー空間上に完全な個人情報などないということを、ユーザーたちは身をもって知ったと話す。「ネットに何かを載せるとき、セキュリティーがどれほどしっかりしているように見えても関係ない」。そのサイトを保護しているはずのファイアウォールを突破しようとする人物が常にいるからだという。【翻訳編集AFPBBNews】

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目的通りの不倫はできないは、情報が流出して社会的立場がなくなるは、3200万人の人には同情するしかありません。自業自得と責めるには、あまりに酷すぎる仕打ちです。

スケベ心は、だれにもあること。ご同情申し上げるというだけです。沈静化に向かうことを祈りましょう。

それにしても、貧乏英語塾長、入らなくてよかった……(?!)。


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