中村吉右衛門ファンとしては、期待が募ります。
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吉右衛門、119年ぶりに挑む 「神霊矢口渡」通し上演
朝日新聞 2015年8月23日18時24分
国立劇場の11月歌舞伎公演で、「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」(全4幕)が119年ぶりに通し上演される。2幕目「由良兵庫之助新邸(ゆらひょうごのすけしんやしき)」で初代中村吉右衛門が演じた新田家の家老、兵庫之助役に当代吉右衛門が挑む。22日、東京都内であった会見で吉右衛門は「新機軸を打ち出したい」と話した。
「神霊……」は、軍記物語「太平記」を題材にしている。新田義貞の子、義興(よしおき)が矢口の渡しで底に穴を開けた舟に乗せられ、非業の死を遂げたことなどを脚色。平賀源内が「福内鬼外」の筆名で書き、歌舞伎では1794年に初演。今回復活するのは、100年ぶりの2幕目のほか、109年ぶりの序幕「東海道焼餅坂」、119年ぶりの3幕目「生麦村道念庵室」。
「由良……」は、足利尊氏に降伏した兵庫之助が、敵方に仕えながら、新田家存続のために忠義を尽くす話だ。
吉右衛門は「人物描写が奇想天外で、現代だからこそ受け入れられるのではないでしょうか。(初代の)芝居の書き抜きがちょこっと残っていますが、本に忠実にやったのではないかと思います」と説明した。
「福内鬼外」(「福は内、鬼は外」の洒落(しゃれ))にも関心を持つ。
「コピーライターのような才能を持った方。芝居にも、シャレみたいなものがあった方がいいんじゃないかと思っています」
11月3~26日。中村歌六、中村又五郎、中村錦之助、中村芝雀(しばじゃく)、中村東蔵らも出演。0570・07・9900(国立劇場チケットセンター)。(山根由起子)
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これは、絶対に見逃せません。昨年12月の『伊賀越道中双六』もそうでしたが、この吉右衛門劇団が作る国立劇場の舞台は、本当に内容が濃くて面白いのです。今回も、大きな感動をもらえることでしょう。楽しみです。
とはいえ、その前に9月には歌舞伎座で「秀山祭九月大歌舞伎」があります。これも見逃せません。
10月は吉右衛門一座は名古屋に行くのですが、これも見に行きたいです。貧乏英語塾長、しっかりとお金を貯めないといけません。
今年の秋は、吉右衛門丈の名演に酔いしれさせてもらいます。
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