夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

巨星秀行名誉棋聖逝く

2009年05月11日 06時02分41秒 | 時事放談: 国内編
囲碁ファンのひとりとして、何とも悲しい報せです。

**********

藤沢秀行さん死去=棋聖戦6連覇、豪放な棋風(時事通信) - goo ニュース

2009年5月8日(金)12:30

 豪放な棋風で棋聖戦6連覇の記録を持つ囲碁の藤沢秀行(ふじさわ・ひでゆき、本名保=たもつ=)名誉棋聖が8日午前7時16分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都中央区の病院で死去した。83歳だった。横浜市出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻モトさんと長男秀樹(ひでき)さん。

 1934年に9歳で日本棋院生となり、40年に初段。59年に日本棋院第1位決定戦(現碁聖戦)、62年には名人戦、76年の天元戦などを次々に制した。77年の第1期棋聖戦から5連覇を果たして名誉棋聖になり、6連覇を果たした。

 豪放で独創的な棋風に加え、私生活でも酒とギャンブルにのめり込み、多くの“武勇伝”を残した。83年に胃がんの手術を受け、87年にはリンパがんと診断された。しかし、不屈の闘志で克服し、91年には66歳で王座戦を制覇、最高齢タイトル保持者となった。 

波瀾万丈、シュウコウ先生 若手の育成にも尽力(産経新聞) - goo ニュース

2009年5月9日(土)08:05

 8日、83歳で亡くなった名誉棋聖の藤沢秀行さんは「シュウコウ先生」と呼ばれ、プロ棋士はもちろん、多くのアマチュアに親しまれた型破りな棋士だった。

 新しい棋戦にめっぽう強く、ついた異名が「初物食いのシュウコウ」。圧巻は昭和52年に新設された棋聖戦だ。第1期から6連覇して名誉棋聖に。その間、打ち盛りのトッププロの挑戦を50歳を過ぎたベテランがことごとく打ち負かした。

 後進の育成にも力を注いだ。「勝負にこだわっては碁が縮む。芸によって勝負が生まれる」と盤上に“芸”を探求する藤沢さんのもとには全国各地から若手棋士たちが集まった。

 一方で、盤外の人生は波瀾(はらん)万丈。事業の失敗で多額の借金を抱えたり、酒を浴びるほど飲んで禁断症状に苦しんだことも。ギャンブル好きは生涯変わらず、自ら「失敗ならいくらでもあるよ」と笑い飛ばした。

 平成10年に突然、引退を表明。翌11年には日本棋院を脱退し、「日本の免状は高すぎる」として、独自の免状を発行して棋界を驚かせた。この問題で日本棋院から除名処分を受けたが「こっちが日本棋院を除名したい」と“秀行節”で応じた。その後、執行部の体制が変わると「ケンカ相手がいなくなった」と復帰要請を受け入れたのも、また藤沢さんらしい。

 盤上の真理探究に終生情熱を傾け、大病と年齢の限界を超越した不屈の棋士だった。(榎本弘幸)

                   ◇

 ■「名棋士であり、天才」

 藤沢さんと交流があった与謝野馨財務相の話「戦後囲碁史上における名棋士であり、天才であったと思う。同門以外の後輩にも多く慕われ、打碁の講評を通じ、後輩の指導にも尽くされた。囲碁界をあげて先生の他界を悲しんでいると思う」

 ■「世界の棋士のあこがれ」

 大竹英雄・日本棋院理事長の話「日本だけでなく、世界の囲碁棋士のあこがれの先生だった。いろんな方面で多くのものを残され、先生には『ありがとうございます、お疲れさまでした』と言いたい」

「中国囲碁界の恩人」 藤沢秀行氏死去 各紙、大きく報道(産経新聞) - goo ニュース

2009年5月10日(日)08:05

 【北京=矢板明夫】9日付の中国各紙は、日本囲碁界の重鎮・藤沢秀行名誉棋聖が8日に死去したニュースを評伝付きで大きく報道した。北京紙・北京青年報は「中国に栄光をもたらした秀行先生が天国へ逝く」を見出しに一面特集を組み、藤沢氏の生涯や中国との交流などを詳しく紹介している。

 各紙の報道によれば、藤沢氏は1938年の日中戦争当時、13歳のときに中国にわたり、約10カ月間各地で碁を打って旅をしたことが中国との交流の始まりだった。戦後は「酒乱、放蕩(ほうとう)」などを理由に長らく中国への入国を拒否されたが、81年に解禁され、以後弟子らを連れて計13回も自費で中国を訪れた。改革開放の直後で、活動を本格的に再開したばかりの中国囲碁界に日本の経験を伝え、特に若手の育成に尽力した。

 その後、日本人棋士との対戦でいい成績を収めた聶衛平(じょうえいへい)棋士、常昊(じょうこう)棋士らはみな、若いときに藤沢氏の直接指導を受けたことがある。藤沢氏に日本に招待され生活面で世話を受けた中国人棋士も少なくないという。

 北京晨報は「日本国内での反対意見があったにもかかわらず、中国にきて技能を伝えた義の行いは中国の棋士を敬服させた」と伝え、聶衛平棋士は「私にとっても中国囲碁界にとっても恩人だ」と藤沢氏をたたえた。

**********

秀行先生の凄さは、次の本を読んでもらえれば分かります。

野垂れ死に

新潮社

このアイテムの詳細を見る


レビューは、こちら!

こんな凄い碁打ちは二度と現れません。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エアフォース・ワンが、NYテロ? | トップ | ロバート・デ・ニーロ、明日... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (taka)
2009-05-11 21:00:36
羽生さんも悲しまれたのかな。ご冥福をお祈りいたします。
返信する

コメントを投稿

時事放談: 国内編」カテゴリの最新記事