教員と中高生の喫煙意識のギャップ

ルールを教えるべき校長がこれでは困ります。

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「校舎内禁煙」でも校長スパスパ　生徒「臭い」　道教委指導　札幌の道立高　（北海道新聞）
（12/04 08:19）

　札幌市内の道立高校の男性校長（６０）らが、「道立学校の敷地内禁煙」を定めた道教委の指針に反して校舎内で喫煙を繰り返していたことが発覚し、道教委から「極めて不適切」として指導を受けていたことが三日、分かった。

　道教委や同校によると、この校長が会長を務める団体の事務局がある校舎内の一室で、校長や一部の教職員が時々喫煙。廊下に煙が漏れ、生徒から「たばこ臭い」「校内は禁煙ではないのか」と苦情が出ていた。

　十一月に道教委に匿名の投書があり、同二十六日に灰皿撤去を口頭で指導した。

　道教委は二○○四年三月の「道立学校喫煙対策に関する指針」の中で、「学校は受動喫煙の影響を受けやすい成長期にある児童生徒が教育を受ける場」などとして、同年十月から、保護者ら外来者も含めて敷地内禁煙を実施するとした。

　校長は取材に対し「灰皿は来客者のために置いていた」と釈明。しかし、来客時以外も自身や一部教職員が喫煙していたことを認め、「指針を守らせる立場の校長として不適切だった。道教委の指導を受け禁煙を徹底した」と説明している。

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「敷地内禁煙」であるならば、来客にも禁煙を要求するのが校長の務め。自分で決めたルールを破って、生徒たちにどう申し開きをするのでしょう。情けない限りです。

事実こうした大人の犯す自己矛盾を見て、現代のエリート中高生は冷静に自分の将来を選び取ろうとしています。通信添削の名門Z会が行った調査結果です。

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【中高生アンケート】タバコ業界お先真っ暗！？　－将来タバコを吸いたい中高生は３％－
2007年11月30日


20歳を過ぎたらタバコを吸いたい？お酒を飲みたい？というアンケートを、中高生対象に行った結果、お酒を飲みたいという回答が64％であったのに対し、タバコを吸いたいという回答は3%しかいなかった。

株式会社Ｚ会（http://www.zkai.co.jp/home/index.asp）の運営するＳＮＳ「パルティオゼット」（http://www.zkai.co.jp/z-style/com/）にて、そのユーザーの大半を占める中高生に、将来の喫煙・飲酒に関する簡易アンケートを行った（有効回答数591）。

多肢択一の選択式で、「20歳を過ぎたらタバコを吸いたいか。また、お酒を飲みたいか。」という質問に対し、選択肢は、

１．タバコも吸いたいし、お酒も飲みたい。
２．タバコは吸いたいけど、お酒は飲みたくない。
３．お酒は飲みたいけど、タバコは吸いたくない。
４．タバコも吸いたくないし、お酒も飲みたくない。

の４つで、選択した理由を自由回答で入力させる。

それによると、20歳を過ぎて飲酒をしたいという選択肢１・３の合計が64%であったのに対し、喫煙をしたいという選択肢１・２の合計はわずか3%という結果となった。

「パルティオゼット」内の中高生ユーザーは、Ｚ会受講会員とその友人、Ｚ会の資料請求者で構成され、学習に対する意識がある程度高い層であるという属性の偏りはあるものの、喫煙を敬遠する中高生が極めて多いという結果が顕著に表れたということは言えるだろう。

また、タバコを吸いたくない理由については、「臭い」「体にかなりの害になる」「肺がんになりたくない」「絶対イヤ」「人に迷惑がかかる」といった嫌悪感がきわめて強く、中には「（禁煙は）結婚相手の最低条件」という、将来を見据えた意見も。

その一方で、飲酒に関しては「ワインとかおいしそう」「程よく飲む分には「百薬の長」」「親や友達と飲むのが楽しみ」など、好意的な意見が多く、こちらでは「会社の付き合いや結婚式などで飲めた方がいい」という、社会に出てからの人付き合いを意識したものも多かった。

新幹線やタクシーなどの禁煙車拡大、タバコ代の値上がりなど、喫煙者はまさに「煙たがられる」社会になってきているが、10年先はより一層肩身が狭い思いをすることになるかもしれない。

アンケート結果の詳細は…
http://www.zkai.co.jp/home/about/corporate/press/20071130_2.asp

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これほど離煙意識が根付いているのは、嬉しい限り。スモークフリーの日本が相当早く実現するかもしれません。

このギャップをどう埋めるか。学校の先生方はぜひとも真剣に考えてください。